コラム

2024.08.20

葬儀の全体像を理解する:意味や種類、費用まで詳しく解説

葬儀は故人を見送り、遺族や親しい人たちが集まる重要な儀式です。本記事では、葬儀の意味や種類、費用について詳しく解説します。

目次

  • 葬儀とは:その意味と役割
  • 葬儀の基本的な意味
  • 葬儀の歴史
  • 葬儀の主な役割
  • 通夜と告別式の違い
  • 通夜とは
  • 告別式とは
  • なぜ通夜と告別式が分かれているのか
  • 葬儀の種類と費用
  • 一般葬
  • 家族葬
  • 一日葬
  • 直葬・火葬式
  • 葬儀の費用内訳
  • 固定費用
  • 変動費用
  • 別途費用
  • よくある質問
  • 家族葬には参列できるのか?
  • 葬儀の時間はどのように決めるのか?
  • 初七日の香典はいくら用意すればよい?

葬儀とは:その意味と役割

葬儀の基本的な意味

葬儀は故人を偲び、成仏を願うための儀式です。宗教や文化によって様々な形式が存在します。葬儀は、故人がこの世を去ったことを受け入れ、遺族や親族が悲しみを共有し、故人を悼むための大切な儀式です。故人の生前の功績を称え、その魂が安らかになるように祈るという目的も持ち合わせています。

葬儀の歴史

葬儀の歴史は古代から続いており、その形式や目的は時代とともに進化してきました。古代では、死者を埋葬する際に、供え物や遺品を一緒に埋める風習がありました。これは、死者があの世でも快適に過ごせるようにという願いが込められていたと考えられています。その後、宗教や文化の発展とともに、葬儀の形式は多様化し、現代では様々な宗教や宗派、地域によって異なる葬儀が行われています。

葬儀の主な役割

葬儀には、故人を偲び成仏を祈る目的の他、遺族や親しい人たちが集まり、共に時間を過ごす役割もあります。葬儀は、遺族にとって、故人とのお別れを告げ、悲しみを共有する大切な場です。また、親族や友人たちが集まり、故人を偲び、思い出を語り合うことで、互いに支え合い、心の整理をする機会ともなります。さらに、葬儀を通して、故人の生前の功績や人柄を再認識し、その教えや生き様を後世に伝える役割も担っています。

通夜と告別式の違い

通夜とは

通夜は葬儀の前夜に行われる儀式で、故人に最後の別れを告げる場です。通夜は、故人の霊が遺族のもとに帰ってくるとされる夜に、故人を偲び、霊を慰めるための儀式です。故人の遺影や位牌を飾り、親族や友人が集まって、故人との最後の時間を過ごします。通夜では、故人の生前の思い出を語り合ったり、故人への感謝の気持ちを述べたりするなど、故人を偲ぶ時間を共有します。

告別式とは

告別式は、故人を最終的に見送るための儀式で、葬儀の中でも最も重要な部分です。告別式では、故人の遺体を棺に納め、参列者全員で故人に最後の別れを告げます。僧侶による読経や弔辞、遺族の挨拶などが行われ、故人の生前の功績や人柄を称え、その魂が安らかになるように祈ります。告別式は、故人との別れを正式に告げ、遺族が新たな章を始めるための儀式でもあります。

なぜ通夜と告別式が分かれているのか

通夜と告別式が分かれている理由は、故人との別れを準備するための時間を設けるためです。通夜は、故人が亡くなった直後に、遺族が故人とのお別れを告げ、悲しみを共有するための時間です。一方、告別式は、故人を正式に見送るための儀式であり、遺族は故人との別れをしっかりと受け止め、新たな生活に向けて心の準備をする時間が必要となります。通夜と告別式を分けることで、遺族は故人との別れを段階的に経験し、心の整理をする時間を確保することができます。

葬儀の種類と費用

一般葬

一般葬は多くの参列者が集う形式で、一般的な葬儀のスタイルです。一般葬は、故人の生前の交友関係が広く、多くの親族や友人、知人が参列する葬儀です。通夜と告別式をそれぞれ別の日に行い、会食や返礼品なども用意するなど、伝統的な葬儀の形式に則って行われます。一般葬は、故人を偲び、遺族を支えるために、多くの人が集まることで、故人の生前の功績や人柄を広く知らしめる役割も担っています。

家族葬

家族葬は親族や親しい友人のみで行う、小規模な葬儀形式です。家族葬は、故人の意思を尊重し、親族や親しい友人だけで故人を偲び、静かに見送る葬儀です。一般葬に比べて規模が小さく、費用を抑えることができます。近年では、故人の意思を尊重したり、家族だけで故人を偲びたいという遺族が増加していることから、家族葬を選ぶ人が増えています。

一日葬

一日葬は、一日で通夜と告別式を済ませる形式です。時間と費用を節約することができます。一日葬は、通夜と告別式を同日にまとめて行う葬儀形式です。近年では、仕事や生活の都合で、従来の葬儀のように複数日にわたって時間を割くことが難しい人が増えていることから、一日葬を選ぶ人が増えています。一日葬は、時間と費用を節約できるだけでなく、故人を偲ぶ時間を集中して過ごすことができるというメリットもあります。

直葬・火葬式

直葬は通夜や告別式を行わず、直接火葬を行う形式の葬儀です。直葬は、故人の意思を尊重し、簡素な葬儀を希望する場合に選ばれる葬儀形式です。通夜や告別式を行わないため、時間と費用を大幅に節約することができます。また、宗教的な儀式を省略することも可能です。近年では、故人の意思を尊重したり、簡素な葬儀を希望する人が増えていることから、直葬を選ぶ人が増えています。

葬儀の費用内訳

固定費用

固定費用には、儀式の準備や葬儀施設の利用料が含まれます。固定費用は、葬儀を行う上で必ず発生する費用です。葬儀場や火葬場の利用料、棺や霊柩車の費用、僧侶への謝礼などが含まれます。葬儀の種類や規模によって費用は異なりますが、一般的には数十万円から数百万円程度かかります。

変動費用

変動費用には、お通夜や告別式での会食や返礼品の費用が含まれます。変動費用は、葬儀の規模や内容によって費用が大きく変わる費用です。お通夜や告別式での会食の費用、香典返しや供花などの費用、遺族の宿泊費などが含まれます。会食の規模や料理の内容、返礼品の金額などを決めることで、変動費用を調整することができます。

別途費用

宗教者への謝礼や特殊なサービスを利用する場合の費用が含まれます。別途費用は、葬儀の際に必要となる追加費用です。宗教者への謝礼、音楽演奏や写真撮影などの特殊なサービスを利用する場合の費用などが含まれます。これらの費用は、事前に葬儀社に確認し、予算に合わせて検討する必要があります。

よくある質問

家族葬には参列できるのか?

家族葬は親族や親しい友人のみで行うため、基本的には限られた人だけが参列できます。家族葬は、故人の意思を尊重し、親族や親しい友人だけで故人を偲び、静かに見送る葬儀です。そのため、一般葬のように、故人の生前の交友関係が広い人全員が参列できるわけではありません。家族葬に参列できるかどうかは、遺族の判断によって決まります。

葬儀の時間はどのように決めるのか?

葬儀の時間は、宗教者のスケジュールや火葬場の予約状況、参列者の都合を考慮して決めます。葬儀の時間は、宗教者のスケジュールや火葬場の予約状況、参列者の都合などを考慮して決定されます。特に、火葬場の予約は、事前に済ませておく必要があります。また、参列者の多くが遠方から来る場合は、交通機関の便なども考慮する必要があります。

初七日の香典はいくら用意すればよい?

初七日の香典の額は、地域や風習によりますが、一般的には5,000円から10,000円程度を用意することが多いです。初七日の香典の額は、地域や風習によって異なります。一般的には、5,000円から10,000円程度が相場とされています。ただし、故人との関係性や親密度によって、金額は変わることがあります。香典の金額に迷う場合は、事前に遺族に確認するのが良いでしょう。

執筆者:畑尾一心(社長)

創業昭和30年 ハタオ葬儀社 3代目
稼業であるハタオ葬儀社へ入社、令和5年代表就任
創業者、会長の想いを引き継ぎながら
日本独自の葬送文化の意味を現代の意味を感じて頂き
後悔の無いお葬式を大切に葬儀の仕事に取り組んでいます。
趣味は、散歩。近所はもちろん、知らない街をあることで
その地域に住む人たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者 畑尾義興:ハタオ葬儀社 会長

昭和30年より、熊本の地で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引継ぎ約40年、創業者の思いである「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ。自身の葬儀の体験から家族の思いがかよい、心と費用の負担を軽くするお手伝いを大切に、地元の感謝の思いを込めて葬儀の仕事一筋に取り組んできました。趣味は釣り、囲碁。熊本の自然と友人との時間を楽しんでいます。

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