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2024.10.28

「葬儀の場所選びが大切な理由|失敗しないために!」

今回のテーマは、葬儀の場所選びがなぜ重要であるかを解説し、皆さんが葬儀の場所選びで失敗しないように最適な選択をするためのヒントを提供することです。自宅、斎場、火葬場併設ホールなど、さまざまな選択肢の中から最適な場所を選ぶことで、負担を軽減し、心に残る家族葬や葬儀を実現する手助けになれば幸いです。

◇目次

1】自宅以外での葬儀が主流となった背景とその理由
1-1.自宅葬儀の減少と高齢化社会の影響
1-2.斎場・セレモニーホールの利便性の向上
1-3.費用と手間を考慮した選択の範囲

2】葬儀の場所別のメリット・デメリット
2-1. 自宅や寺院での葬儀
2-2. 火葬場併設ホールの葬儀
2-3. 総合斎場と家族葬専門式場での葬儀

3】葬儀の場所選びのポイントと決定方法
3-1.参加者の数やアクセスを考慮する
3-2.予算に合った施設を選ぶ
3-3.柔軟な対応やサービス内容の確認

◇このような方におすすめ

✅家族の葬儀をどこでしようか悩んでいる方
✅葬儀の場所選びに悩んでいる方
✅コストや参加者の希望を考えて最適な葬儀の場所を知りたい方

1】自宅以外での葬儀が主流となった背景とその理由

特に自宅以外の施設で葬儀を行うことが主流となっており、その理由には家族が離れた場所に暮らしている、一人住まいの方が増えているなど社会的な変化や現代の生活様式の影響があります。

1-1. 自宅葬儀の減少と高齢化社会の影響

かつては自宅で葬儀を行うことが一般的でしたが、現在では自宅葬儀が減少しています。家族構成変更、広いスペースや駐車場を持たないお家が多いため、駐車場や近隣の方のご理解などの問題もあり故人を自宅で弔うことが難しくなっております。

1-2. 斎場・家族葬ホールの利便性の向上

斎場や家族葬ホールなどの専用施設は、葬儀に必要な設備が整っており、利便性が高いため多くの人々に利用されています。また、斎場や家族葬ホールでは、式の進行に合わせた対応ができ、参加者の動線も配慮された設計になっているため、スムーズに式を進行させることができます。

1-3. 費用と手間を考慮した選択の範囲

自宅以外の葬儀施設を選ぶ際には、費用と手間を考慮した選択が求められます。 公営の斎場や葬儀社の家族葬ホールは、価格やサービスの面で選択肢があり、ご家族の状況に合わせてた最適なプランが選べるようになっています。自宅葬と比べて、設営や片付けなどの手間が省けるため、費用だけでなく精神的な負担も軽減される点が魅力です。

葬儀の場所の選択は、家族の負担軽減や費用の問題といった要素を考慮した上で、自宅以外の施設が主流となっていることが理解できます。後悔しない葬儀の最初の選択となります。

葬儀の場所選びは、利便性や費用だけではなく、心情面での安心感も大切にするべきだと思います。 「故人の思い」を心に留め、故人への感謝の気持ちを大切にして温かな気持ちになれる式場を選びましょう。 あたたかい気持ちで参加者と共有でき、家族が故人を「丁寧に送ることができる」場所であれば、きっと心に残る葬儀となります。

Q1: 自宅で葬儀を行いたいが、家がなかなか狭く難しい場合はどうすれば良いですか?
A1: 家が狭い場合でも、自宅で葬儀を行うことは可能です。 工夫として、参加者の人数を家族や親しい友人などの少人数に決めることや。事前に片付けや近隣の方への駐車場のお願いなどスペースを作ることも考慮しましょう。葬儀社に依頼すれば、テントや簡易式祭壇などの設営が可能な場合もあります。事前に葬儀社とよく相談し、必要なサポートを受けることで、自宅葬儀を無理なく行うことができます。

Q2: 公営斎場と葬儀社のセレモニーホールの違いは何ですか?
A2: 公営斎場は値段が安いですが、簡素な設備や特別のルールが多いです。一方、葬儀社のセレモニーホールは、柔軟なサービスが提供されています。 式の進行に合わせたサポートが得られるため、快適さを重視する方に向いています。

Q3: 葬儀の場所選びで後悔しないために何を考えるべきですか?
A3: 費用やコストを考えて、故人への感謝の気持ちを大切にし、家族や参列者が温かな気持ちで故人を見送れる場所を選ぶことが重要だと思います。心情面での安心感も考慮し、丁寧に送り出せる場所を選びましょう。

2】葬儀の場所別のメリット・デメリット

2-1. 自宅や寺院での葬儀

メリット: 自宅や寺院での葬儀は、あたたかくで落ち着いた雰囲気で落ち着きます。雰囲気があり、伝統的な葬儀を望む場合にも最適です。

デメリット:自宅葬では専門式場では備えられているもの(椅子、ゆのみ、座布団、駐車場など)が無い場合があり、準備や片付けの負担が大きくなります。 寺院の葬儀は場所や日程に決まりがあり、ご予約の設置場所に困ることもあります。

2-2. 火葬場併設ホール【熊本市斎場(火葬場)】の葬儀

メリット: 火葬場併設ホールの葬儀は、移動が不要で便利です。 式から火葬まで一貫して行うため、参加者の負担を軽減できます。 特に高齢者や遠方からの参加者にとっては大きな負担軽減となります。

▷熊本市斎場(火葬場)でのメリットは

・駐車場も広くつかいやすい。
・式場に備え付けの祭壇や席数30席ほどはあり、立派な式場を低料金で利用できる。
・熊本市内の方の火葬場の認知度は高く、説明などの負担が少ない。

▷熊本市斎場(火葬場)でのデメリットは
公共式場併設のため、簡素な雰囲気になりやすく、備品等での満足が得られない場合があり、厳かなセレモニーを望む場合には不向きなことがあります。また、自由度が低い場合があります。

特に熊本市斎場(火葬場)では
・利用時間などが細かく設定されているため時間外の利用は出来ない。
・夜間の泊まりが必須。夜間は少し淋しい場所にあります。
・市街地から離れており、公共交通機関での移動には不向き
・祭壇などの基本的な設備はそろっているが、不足分は別途準備する必要がある。
などがあります。

2-3. 総合斎場と家族葬専門式場での葬儀

メリット:
・総合斎場や家族葬専門式場は、設備が整っており、式の進みがスムーズです。
・通常はスタッフが常に身近にサポートしてくれるため、準備や片付けの手間が少なく、安心して利用できます。
・最近では1日1組の利用で、アットホームな雰囲気を重視した葬儀が可能です。

デメリット:
・お安いと思ったら、式場設備によっては高額になることがあります。
・プランに応じて利用できる式場、設備制限がある場合があります。
・一度依頼した後は、予算や考え方の違いで葬儀社を再度検討するなどが難しくなります。

Q&A

Q1: 自宅葬を希望するが、準備や片付けの負担が心配です。どうしたらいいですか?
A1:自宅葬は温かみのある雰囲気が魅力ですが、準備や片付けが大きな負担となる場合があります。葬儀社にサポートを依頼し、式場設営や片付け、参加者への対応を手助けしていただくことで負担を軽減できます。

Q2: 火葬場併設ホールは便利ですが、簡素な雰囲気が気になります。どう対応すればいいですか?
A2: 火葬場併設ホールでは簡素になりがちですが、葬儀社に相談することで装飾や演出を工夫し、厳かであたたかな雰囲気を演出できます。葬儀社にご相談して、希望に合わせた装飾や進行を取り入れることが可能です。

Q3:希望した専門式場などが利用できない際にはどうなりますか。
A3: 希望の専門式場が予約できない場合、他の式場を検討する必要があります。その際、複数の候補を事前に確認し、日程や式の規模を柔軟に調整することで、利用できる式場の幅が広がります。葬儀社と相談し、希望に沿って適切な方法を考えることも一つの方法です。

3】葬儀の場所選びのポイントと決断方法

3-1. 参加者の数やアクセスを確保する

葬儀の場所を選ぶ際に、まずは参加者の人数とアクセスのしやすさを考慮しましょう。 多くの参加者が別れをなさる場合、広い斎場やアクセスの良い場所を選ぶことで、参加者の負担を軽減します高齢者や遠方から来る方の交通手段も考慮に入れることが大切です。

3-2. 予算に合った施設を選ぶ

施設の選択には、予算の確認が必要です。公営の斎場や地域の葬儀社が運営するセレモニーホールは、比較的リーズナブルな場合が多いですが、施設の規模や設備、提供されるサービス内容によって費用がかかります。予算内で無理なく快適施設を選ぶことが大切です。

3-3. 柔軟な対応やサービス内容の確認

葬儀の施設を選ぶ際は、サービス内容の柔軟性を確認しましょう。 プランによっては食事や参列、利用時間などの制限が設けられており、その際にはどのような追加費用やサービス提供の可否など、事前に確認しておくことが後悔のない選択につながります。

Q&A

Q1: 参列者が多い場合、アクセスがよくない場所しか空いていない場合はどうですか?
A1: 参加者が多い場合、アクセスが良い場所が理想的ですが、難しい場合は事前の詳細な場所の案内、駐車場の確保、早目の連絡、送迎バスの手配などの工夫を葬儀担当者と相談しながら進めることが大切です。

Q2: 葬儀の予算が限られている場合、どうやって適切な施設を選べば良いですか?
A2: 予算内で施設を選ぶ際、見積もりを複数取り、費用の内訳を確認しましょう。選択肢をもつことで、納得し葬儀の場所(=葬儀社)を選ぶことで、費用を抑えながら、満足のいく葬儀を行うことができます。

Q3: 希望通りの柔軟な対応(1日1組など)ができない施設しか空いていない場合はどうしたら良いですか?
A3: 柔軟な対応が難しい施設しかない場合でも、式の希望内容やスケジュールの調整が可能か、葬儀社としっかり相談しましょう。可能な限り、希望に近い対応を受けられるように話し合うことが大切です。

【参考:葬儀における希望項目一覧】

・葬儀の形式(家族葬、一般葬など)
・葬儀の場所(自宅、斎場、セレモニーホールなど)
・参加者対応人数
・対応宗旨宗派
・希望する祭壇のデザイン
・式の進行内容
・遺影写真や思い出の映像の利用
・お花や装飾のテーマや色
・会食の有無およびメニュー
・供養品(香典返し)の準備
・葬儀後の飾りや法要の準備  など

最後に

式場選びでは、心情面の考慮が重要です。「感謝の思いをどこで伝える」のかを意識して、故人への感謝と愛情を表現できる場所を選んで下さい。親しい方々が故人様を囲み、最後の時間を共有できる環境が大切です。 さらに、「丁寧な送り方」を意識し、ゆっくりとお別れできる場所を選ぶことが、家族の心に残る葬儀につながります。
家族を想う時間に込めた心が、最高の贈り物だと思います。
後悔のないお葬式の参考にして頂ければ幸いです。

執筆者 監修者

執筆者:畑尾一心

創業昭和30年 熊本県儀式共済株式会社
ハタオ葬儀社 3代目 代表取締役社長

1972年、熊本で50年余年続く葬儀店に生まれる。
葬祭業に従事して30年
現在、年間約400件を超えるご葬儀、ご相談に携わっています。
NPO法人全国葬送支援協議会熊本中央本部 代表

厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクター
一般社団法人 終活カウンセラー協会 終活カウンセラー
創業者、会長の想いを引き継ぎながら
日本独自の葬送文化の意味を現代の意味を感じて頂き
後悔の無いお葬式を大切に葬儀の仕事に取り組んでいます。

趣味は、散歩。近所はもちろん、知らない街をあることで
その地域に住む人たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者 畑尾義興
創業 昭和30年 熊本県儀式共済株式会社
ハタオ葬儀社 会長

昭和30年より、熊本の地で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引継ぎ約40年、創業者の思いである「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ。自身の葬儀の体験から家族の思いがかよい、心と費用の負担を軽くするお手伝いを大切に、地元の感謝の思いを込めて葬儀の仕事一筋に取り組んできました。趣味は釣り、囲碁。熊本の自然と友人との時間を楽しんでいます。

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