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2025.10.27

【葬儀・家族葬の疑問】戒名とは?宗派別の呼称とつけ方を解説

① はじめに

「仏さまの世界で使う新しい名前には、故人の人生を讃える深い意味が込められています」

  • 戒名が持つ本来の意味と、仏教における故人の役割がわかります。
  • 浄土真宗の「法名」など、宗派によって呼び方や考え方が異なる理由を知ることができます。
  • 故人にふさわしい戒名を授かるための、準備や依頼の作法を理解できます。
  • 熊本市合志市、菊陽町での家族葬において、宗派のしきたりをどう尊重するかの指針が得られます。
  • 戒名のことでなんかもやもやする」という不安を解消し、納得して故人を見送るための道筋が見つかります。

 熊本市合志市菊陽町周辺で葬儀家族葬を考えていらっしゃる皆様。お葬式の中で、最も戸惑いと疑問を感じやすいことの一つに「戒名」があります。まるで仏教の位階やランクのように語られることもありますが、本来戒名とは、仏弟子になった証として授かる、故人の新しい名前であり、その人の生前の功績や人となりを偲んでつけられる尊いものです。しかし、「うちの宗派ではどう呼ぶの?」「どのように戒名をつけていただくのが正しいの?」と、情報過多の中で不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。

大切な故人の旅立ちに際し、戒名のことで「何が正しいのか分からない」と、心を悩ませていませんか?

② このような方へおすすめ

葬儀家族葬の準備中で、戒名の基本的な意味や必要性を知りたい。 

浄土真宗など、自分の宗派での戒名(法名)の呼び方や作法が分からない

 ✅ 故人の人となりを活かした、ふさわしい戒名を授かりたいと情報がほしい。 

✅ 菩提寺がない、または疎遠で、戒名の依頼方法がわからず困っている。 

熊本市合志市、菊陽町の地域で、戒名の相談までできる葬儀社を探している。

③ 目次

  1. 葬儀・家族葬の基礎知識:そもそも「戒名とは?」その本当の意味
  2. 宗派別で異なる!「戒名」の呼称と構成要素の明確な違い
  3. 浄土真宗の「法名」の特別な意味と、つけ方で誤解されやすい点
  4. 故人にふさわしい戒名を授かるための準備と依頼の作法
  5. 熊本市・合志市・菊陽町の家族葬で心に残る戒名を授かるために

①葬儀・家族葬の基礎知識として「戒名とは?」を紐解く

①-1. 仏弟子としての「誓い」と「新たな旅立ち」としての戒名

「戒名」とは、故人さまが仏さまの弟子となられたとして授かる、仏の世界でのお名前です。これは、仏教の教え、特に「戒(かい)」と呼ばれる生きている間に守るべき大切な規範を心に刻み、仏弟子として改めて清らかな道を歩み出すための誓いの名前なのです。

私たちがこの世の縁を終えて仏さまのいる世界へと旅立つ際、戒名は仏さまが故人さまを迎え入れるための目印となり、故人さまのが安らかに仏国土(ぶっこくど)で憩うための架け橋となります。それは、故人さまの生前の歩み人となりを尊重しつつ、永遠の安寧を願う、温かい供養の心が込められた尊い贈り物と言えるでしょう。

大切な方仏さまに見守られながら、新しい世界穏やかにお過ごしになれますように—その願い敬意を形にしたものが、この「戒名」なのです。😌

①-2. 俗名と戒名を分ける仏教の価値観

俗名」(生前の名前)と「戒名」(仏様の世界の名前)が区別されるのは、故人さまがこの世の縁を離れ、仏弟子として新たな世界へ旅立つという仏教の根本的な価値観に基づいています。🙏

1.俗世間からの「卒業」と「仏弟子への新生」

  • 俗名は、私たちがこの世俗(社会)の中で生きていたとき、個性身分を示す大切な名前でした。
  • しかし、仏教では、は単なる終わりではなく、現世の悩みや執着(しがらみ)を捨て、仏の道を歩むための生まれ変わりのプロセスだと捉えます。
  • 戒名を授かる儀式は、故人さまが俗世間の名を離れ、仏の教えを守る弟子として仏様のもとへ向かうという、霊的な新生を意味します。これは、清らかに成仏するための大切な身分証明なのです。

2.家族葬でも「儀式」が重んじられる理由

規模が小さな家族葬であっても、この戒名授与の儀式が大切にされるのは、それが故人さまを安らかに供養し、極楽浄土へと導くための重要な手続きだからです。

  • 戒名は、ご遺族の「故人さまには迷わず、仏様になって安らかにいてほしい」という心からの願いを形にしたものであり、残された家族にとっても心の拠り所となります。
  • 僧侶さまによって授けられた戒名は、故人さまの仏様として敬われ、未来永劫にわたって家族に見守られ続けるための温かい証となります。

戒名は、故人さまが現世での役割を終え、仏の世界で永遠の安寧を得るための尊い「おくり名」なのです。😌

①-3. 家族葬・無宗教葬の増加と「戒名」への意識変化

1.経済的な負担の軽減と合理的な選択 💰

最も大きな背景の一つは、葬儀費用の見直しです。

  • 戒名は通常、僧侶へのお布施として費用が発生します。「戒名はいらない」という選択は、その費用を抑え、経済的な負担を減らしたいという現実的な考えから選択される方も増えています。
  • 形式よりも故人を偲ぶ気持ちを大切にしたいという、より合理的でシンプルな供養のあり方が選ばれるようになりました。

2.家族葬・無宗教葬の普及 👨‍👩‍👧‍👦

核家族化近所付き合いの変化により、葬儀の形が大きく変わりました。

  • 家族葬:参列者を家族や親族などごく親しい関係者に限定する形式が主流となり、従来のしきたりにとらわれる必要性が薄れました。
  • 無宗教葬:特定の宗教儀礼ではなく、故人さまの好きだった音楽趣味などを取り入れ、自由な形でお別れをする「無宗教葬」や「自由葬」の選択肢が増加。これにより、仏教の儀式である戒名の必要性が問われるようになりました。

3.お墓の選択肢の多様化 🌳

永代供養墓樹木葬納骨堂など、寺院の檀家にならなくても利用できる新しい供養の選択肢が広がり、戒名納骨の必須条件ではなくなりつつあります。

これらの変化により、「戒名」は絶対的なものではなく、故人さまやご遺族の意思によって自由に決められるものへと意識が変わってきているのです。

【ハタオ葬儀社担当者より熊本市、葬儀、家族葬のまとめとアドバイス】

大切な故人さまをお見送りするために、ご家族の想いを最優先に

熊本市での葬儀や家族葬において、「戒名」の必要性で考えられるご家族が増えています。その背景には、葬儀形式の多様化や費用の問題があります。

ですが、大切なのは、故人さまを心から偲び、ご家族が納得して送ることです。形式や慣習に縛られすぎず、戒名が持つ本質的な意味にも目を向けてみませんか。

戒名がもたらす「心の安寧」と「永遠のつながり」

私は、以前は「仏式で送るなら戒名は必須」と考えていました。しかし、多くのご遺族と接する中で、戒名が持つ温かい意味を実感しています。

 あるご遺族さまは、お父様を見送る際、涙ながらに「父の人生にふさわしい立派な戒名を付けていただいたことで、迷わず仏様になれたと安心できました」とおっしゃいました。

 戒名は単なる死後の名前ではありません。それは、故人さまがこの世の苦しみや執着を離れ仏さまの弟子として安らかな世界へ旅立つための、特別な通行手形です。それぞれの宗旨宗派にてお考えはあるかと思いますが、個人的には以下の意味が強く感じています。

  1. 故人の魂を安らかに導く目印: 戒名は、故人さまが極楽浄土へ迷わずたどり着くための道標となり、残されたご家族に「これで仏様になれた」という深い安心感をもたらします。
  2. ご先祖さまとの永遠のつながり: 位牌やお墓に刻まれた戒名は、故人さまを家系図の中の尊い仏様として位置づけます。これにより、ご先祖代々とのつながりが守られ、ご家族の心の拠り所となります。

最後のアドバイス:ご家族の「納得」を形に

熊本市での葬儀において、ハタオ葬儀社は、ご家族の「どう送りたいか」という想いを何よりも尊重いたします。

  • 戒名の良さを尊重したい方へ: 菩提寺がある場合は、ご住職と相談し、戒名が持つ尊い意味をご理解いただくことをおすすめします。
  • 「戒名はいらない」と考える方へ: 俗名(生前の名前)でのお見送りも、故人の生きた証を大切にする立派な供養の形です。

 戒名の有無に関わらず、ご不安なことや費用に関する疑問、あるいは「どう送るのが正解かわからない」といったお悩みがあれば、私たちにご相談ください。私たちは、ご家族の状況と故人さまの生前のご意思に寄り添い、心安らかに見送れる最適な選択を、誠心誠意サポートいたします。

ご家族の納得と安心こそが、一番の供養です。どうぞご遠慮なくご相談ください。

② 宗派別で異なる!「戒名」の呼称と構成要素の明確な違い

②-1. 宗派によって変わる戒名の呼び名:法名、法号、戒名

戒名の構成と宗派の決まり:位号、院号、道号

故人さまに授けられる名前(戒名、法名、法号を含む)は、宗派の教えに基づき、いくつかの構成要素から成り立っています。この構成要素こそが、宗派ごとの信仰のあり方を反映しているのです。✨

1.主な構成要素とその意味

故人の名前は、一般的に以下の要素が組み合わされてできています。

院号(いんごう):戒名の一番上につけられる部分で、もとは寺院や皇族が建てた建物に由来します。故人が仏教への貢献や社会的な功績、あるいは信仰心が深かったことを示す、最も位の高い称号です。

道号(どうごう):故人の性格や人となり、住んでいた場所、修行の様子など、仏道上での境地を表す別名のようなものです。

戒名・法名・法号(本体):故人の本来の仏弟子としての名前です。生前の名前から一文字とったり、経典から選ばれたりします。

位号(いごう):戒名の末尾につけられ、故人の仏教徒としての位性別を示します(例:「居士」「大姉」「信士」「信女」など)。

2.宗派による構成の明確な違い

構成要素の中でも、特に浄土真宗は他の宗派と大きく異なります。

浄土真宗の「法名」

「戒」を持たない宗派であるため、「戒名」とは呼ばず「法名」と呼びます。

最大の特徴は、「位号」がつかないことです。これは、阿弥陀如来の力によってすべての人は平等に救われるため、仏の世界に上下の位(ランク)は存在しないという教えに基づいています。

法名の構成は「(しゃく)」または「釋尼(しゃくに)」(釈尊の弟子という意味)の後に二文字の法名がつくのが基本です。

日蓮宗の「法号」

位号として「(にち)」の字を含むもの(例:「日信」)や「信士」「信女」などが用いられます。

法号の前に「妙法(みょうほう)」の二文字を冠することもあり、これは法華経の功徳を重んじる日蓮宗ならではの特徴です。

📌 読者へのアドバイス

ご自身の家の宗派や菩提寺の宗派を確認し、戒名(法名・法号)の構成に関する理解を深めておくことは、ご供養の心構えとして非常に大切です。

この知識は、お布施の目安を考える際や、宗派特有の儀式を理解する上で役立ち、心の準備と安心につながります。不安な点は、必ず菩提寺のご住職、または私たちハタオ葬儀社にご相談ください。

②-2. 位牌に記される戒名の基本的な構成要素を読み解く

 位牌に記される戒名は、故人さまが仏の世界でいただく新しいお名前であり、その人生や人柄を偲ぶための大切な要素で構成されています。このお名前の各文字には、ご住職の温かい願いが込められています。😌

1.戒名(本体):仏弟子としての新しいお名前

 戒名の中心となる二文字が、故人さまの仏弟子としての本名にあたります。生前の名前から一文字を受け継いだり、経典の中からふさわしい文字が選ばれたりします。この部分は、故人さまが仏の教えを受けた証です。

2.道号:故人の人柄と仏道上の境地

 道号は、戒名(本体)の直前、中央上部に記される部分です。これは、故人さまの性格、人となり、趣味、あるいは仏道修行における徳性などを表す別名のようなものです。ご住職が、故人さまの生前の歩み特筆すべき個性を優しく読み解き、その漢字に託してくださいます。この部分にこそ、故人さまを身近に感じる温かみが込められています。

3.院号:故人の功績と深い信仰心の証

 院号は、戒名の最も上部につけられる、最も位の高い称号です。もとは寺院の建物などに由来しますが、「○○院」などと記され、故人さまが仏教や社会に貢献したこと、または深い信仰心を持っていたことを示します。これは、故人さまの生前の功績を讃える尊い印です。

4.位号:仏教徒としての位階と性別

位号は、戒名の一番下に記され、故人さまの仏教徒としての位階性別を示します。

  • 一般の仏教徒には「信士(しんじ)」「信女(しんにょ)」。
  • 特に熱心な仏教徒や社会的に功績のあった方には「居士(こじ)」「大姉(だいし)」といった位が授けられます。

この位号は、故人さまが仏の世界でどの立場にあるかを示す、いわば卒業証明のような役割を持っています。

これらの構成要素一つひとつが合わさることで、戒名は故人さまの人生を敬い、永遠の安寧を願う、深い意味を持つお名前となるのです。

合志市、菊陽町近郊で知るべき、宗派ごとの特徴的な文字

熊本市近郊の合志市、菊陽町周辺で葬儀を行う際、比較的新しく開発された地域では従来からのお寺様とのご縁がない方も少なからずいらっしゃいます。故人さまが授かる名前には、宗派によって特徴的な文字が用いられることが多いです。これらの文字を事前に知っておくと、ご自身の家の宗派やご先祖さまの信仰をより深く理解する助けになるのではないでしょうか。

1. 宗派ごとの代表的な特徴文字

宗派の教えが凝縮されたこれらの文字は、故人さまがどの仏様の弟子となったか、どのような教えを信じたかを明確に示します。

  • 浄土宗
    • 「誉」(よ)の字が、戒名(本体)の前、道号の後ろによく用いられます。「誉」は、宗祖である法然上人が説いた念仏の教えの素晴らしさ、つまり「称名念仏の功徳」を讃える意味が込められています。
  • 浄土真宗
    • **「釋」(しゃく)または「釋尼」(しゃくに)**が、法名(本体)の前につけられます。これは、釈迦の弟子であることを意味し、阿弥陀如来の本願によって救われた仏弟子であることを示します。
  • 曹洞宗・臨済宗(禅宗系)
    • 「空」(くう)や「円」(えん)などの文字が、道号や戒名(本体)に頻繁に使用されます。これらの文字は、仏教の根本的な教えである「空(くう)」の思想や、円満な悟りの境地を表現しています。
  • 日蓮宗
    • 「日」(にち)や「妙」(みょう)の文字が法号(本体)によく用いられます。「妙法(みょうほう)」は、宗祖である日蓮聖人が重んじた法華経の功徳を示すため、特に女性の法号に多く見られます。

【ハタオ葬儀社担当者より熊本市、葬儀、家族葬のまとめとアドバイス】

 熊本市、合志市、菊陽町周辺での葬儀・家族葬では、ご先祖代々から受け継ぐ菩提寺様(ぼだいじさま)がある場合、その宗派に合わせた正式な作法戒名におけるマナーのようなものがが求められます。

 宗派やお寺様ごとの特徴的な文字一つにも、深い意味と伝統が込められています。もし、ご家族の宗派が不明な場合や、お寺様への確認方法にご不安がある場合は、私たちハタオ葬儀社にご相談ください。

 宗派の違い戒名の構成について、ご遺族様が安心して故人さまをお見送りできるよう、事前のご確認を丁寧にお手伝いします。地域の葬儀事情に精通した専門家として、ご家族の想いを尊重しつつ、宗派の作法に則った安心できるご供養をサポートいたします。

<用語説明>

  • 院号(いんごう): 戒名の一番上につけられる称号で、生前に寺院や社会に多大な貢献をした人に贈られることが多いとされる部分です。

浄土真宗の「法名」の特別な意味と、つけ方で誤解されやすい点

③-1. 浄土真宗で「法名」と呼ばれる理由と即得往生

浄土真宗では、他の宗派でいう「戒名」を**「法名」(ほうみょう)と呼びます。この呼び名の違いには、浄土真宗の根本的な教えである「即得往生(そくとくおうじょう)」**の思想が深く関わっています。

  • 即得往生とは: 浄土真宗では、阿弥陀仏の救いを信じた者は、亡くなるとすぐに(即座に)、阿弥陀仏の力によって仏さまになる(往生する)と考えます。
  • 「戒名」との違い: 他宗派の「戒名」が、仏の弟子として修行するための「戒」(きまり)を守るという自力の努力を前提とするのに対し、浄土真宗では、阿弥陀仏の他力(大きな力)によって誰もが救われるため、自ら戒を守る必要がないとされます。
  • 「法名」の意味: 故人さまは仏の教え(法)を聞き、信じた仏弟子であるため、「法名」という名前をいただくのです。

この教えから、法名は生前に阿弥陀仏の教えに帰依(きえ)した証としていただくのが本来の姿です。死後に慌てて授かるというより、生きている間にいただくべき名前であるという考え方が根底にあります。

③-2. 法名に「釋(しゃく)」の文字が使われる特別な意味とは

浄土真宗の法名には、二文字の法名(本体)の前に、必ず「釋(しゃく)」または「釋尼(しゃくに)」の文字が添えられます。この文字こそが、法名の特別な意味を示すものです。

仏弟子の証: 「釋」とは、仏教を開いたお釈迦様(釈尊)の弟子であることを示す印です。故人さまが性別や身分に関係なく、等しくお釈迦様の教えを受け継ぐ者となったことを意味します。

男女の区別: 男性は「釋〇〇」、女性は「釋尼〇〇」とされます。

※近年は、男女区別なく「釋〇〇」とされることが多いようです。

位号を用いない理由: 浄土真宗では、他の宗派で使われる「信士」「大姉」「居士」といった位号(ランクを示す称号)を原則として用いません。これは、即得往生の教えに基づき、仏となった世界にはすべての人が平等であり、位の上下はないという宗派の深い教えを反映しているためです。

③-3. 浄土真宗の家族葬で「法名」のことで迷わないための心構え

 熊本市周辺での家族葬において、ご遺族が浄土真宗の法名のことで迷わないためには、ご住職との事前のコミュニケーションが最も大切です。

  • 他の宗派との違い: 浄土真宗の法名は、他の宗派の戒名と比べ、構成の考え方や、それに伴うお布施(費用)の考え方が大きく異なります。
  • お布施の考え方: 浄土真宗では、法名料という明確な費用ではなく、ご門主様(宗派のトップ)への御懇志(ごこんし)など、「感謝の気持ち」を表すという側面が強調される傾向があります。そのため、費用の相場や考え方について、他の宗派と比較して誤解や不安を抱きやすい側面があります。

家族葬という形式を選ぶからこそ、形式的なことだけでなく、宗派の教えの根幹についてご住職から直接お話を伺い、ご家族全員が納得して故人さまを送ることが大切です。

【ハタオ葬儀社担当者より熊本市、葬儀、家族葬のまとめとアドバイス】

浄土真宗の「法名」は、ご家族の心の安寧につながります

 熊本市での家族葬において、浄土真宗の宗派であるご家庭では、「法名」について深く知ることが、ご家族の大きな安心につながります。

 浄土真宗の教えにある「即得往生(そくとくおうじょう)」とは、「故人さまは亡くなると同時に、阿弥陀仏の救いによってすぐに仏さまになる」という、非常に温かく力強い教えです。この教えは、「大切な人は迷うことなく、安らかな世界へ旅立った」という、残されたご家族にとって何よりの心の安らぎとなります。

法名について迷われたら、まずは私たちにご相談ください

「法名」は他の宗派の「戒名」とは異なり、その授与の考え方お布施(御懇志)の性質が異なります。

  • 費用面でのご不安: 浄土真宗では、明確な「法名料」という概念よりも、ご門主様への**「感謝の気持ち」を表すという側面が大きいため、費用についてご不安を感じる方もいらっしゃいます。
  • ご住職様とのコミュニケーション: 家族葬という限られた時間の中で、ご住職様と法名の意味や流れについて適切に意思疎通を図ることは非常に大切です。

 私たちハタオ葬儀社は、熊本市の地域の事情浄土真宗の宗派の教えの双方を深く理解しております。

 ご不安な点があれば、まずは私たちにご相談ください。ご住職様との間に入り、ご家族が心置きなく故人さまを送れるよう、宗派の教えを尊重した丁寧な法名の授与、および家族葬の流れをサポートいたします。

故人にふさわしい戒名を授かるための準備と依頼の作法

④-1. 戒名を授かるための最も大切な準備:故人の人柄と功績

故人さまにふさわしい戒名を授けていただくためには、ご住職に故人さまの生涯を正しくお伝えすることが、最も大切な準備となります。ご住職は、お伝えいただいた情報をもとに、故人さまのが安らかに仏の世界へ入るための、唯一無二のお名前を考えてくださいます。

ご住職に伝えるべき大切な情報は、以下の通りです。

  1. 故人の人柄・性格: 「穏やかで明るかった」「芯が強く情に厚かった」など、具体的なエピソードを添えてお伝えください。
  2. 生前の功績・仕事: 仕事や地域活動での実績、特に社会に貢献した点など。
  3. 趣味・特技: 「書道を愛していた」「自然や山登りが好きだった」など、故人の個性や熱中したこと。
  4. 信仰心・菩提寺とのお付き合い: 仏教を深く信仰していたか、どの程度お寺の行事に参加していたかなど。

特に、戒名に故人の生涯を讃える一文字(例:趣味の「山」や、性格を表す「光」など)を入れていただくためには、「なぜその文字が良いか」という具体的なエピソードを丁寧にお伝えすることが重要です。ご住職は、その温かいエピソードから、故人さまの人生を深く汲み取り、戒名に反映してくださいます。

④-2. 菩提寺がない場合の戒名依頼:ハタオ葬儀社へのご相談

 「先祖代々のお墓はあるが菩提寺が遠方にある」「特定の菩提寺がない」「急なことでどのお寺に相談すれば良いか分からない」といったお悩みを抱える方は少なくありません。

ご縁あるお寺様にご相談されることが一番ですが。菩提寺がない、あるいは連絡が難しい状況でも、故人さまを正式な仏式で送るために戒名を授かることは可能です。

私たちハタオ葬儀社は、熊本市エリアで長年にわたり葬儀をお手伝いしてきた中で、信頼できるご住職様方と深いご縁をいただいております。

 ご遺族さまの宗派やご要望をお伺いした上で、故人さまにふさわしい戒名を授けてくださるご縁のあるお寺様とのお繋ぎを責任をもってサポートいたします。まずは、お一人で悩まずに、私たちにご相談ください。

④-3. 生前戒名という選択:終活としての新しい作法とメリット

生前戒名(せいぜんかいみょう)」とは、故人さまが生きている間にご自身の戒名を授かるという、新しい終活の作法の一つです。

この選択には、多くのメリットがあります。

  • ご家族の負担軽減: 葬儀という慌ただしい時期に、ご遺族が故人の戒名を依頼する負担や、費用に関する不安を大幅に減らすことができます。
  • ご自身の納得: 故人ご自身が、ご自身の人生にふさわしい、納得のいくお名前を心静かな状態で選んでいただくことができます。
  • 心安らかな旅立ちの準備: 生前に戒名を授かることは、仏の弟子として旅立ちの準備を整えることであり、心穏やかな終末期を迎えることにつながります。

【ハタオ葬儀社担当者より熊本市、葬儀、家族葬のまとめとアドバイス】

 熊本市での葬儀を家族葬で考えている方は、ご自身の終活として生前戒名を検討するのも一つの方法です。

 ご自身で戒名を準備されることで、ご家族への最後の思いやりを示すことができます。私たちハタオ葬儀社は、生前のご相談も承っております。心安らかな旅立ちのために、一緒に準備を整えましょう。

熊本市・合志市・菊陽町の家族葬で心に残る戒名を授かるために

⑤-1. 「戒名」で後悔しないための、葬儀社とのお布施に関する話

戒名を授かる際に、多くの方が不安に感じるのが、**お布施(戒名料)**に関する話です。

まず、大切な心構えとして知っておいていただきたいのは、お布施は**「戒名という商品」に対する対価定価ではないということです。お布施は、故人さまを仏弟子として導いてくださった仏様やご住職への感謝の気持ち**であり、ご供養の費用を支えるという尊い意味があります。

  • 定価はありません: 戒名の位(位号や院号)によって目安はありますが、基本的に**「いくらでなければならない」という定価は存在しません。**ご家族が心から感謝を込めてお渡しするものです。
  • 交渉は避けるべき: 家族葬で費用を抑えたいというお気持ちは理解できますが、お布施を極端に安く交渉するのは避けるべきです。それは、仏様への敬意を欠くことになり、後悔につながりかねません。

もし、お布施の目安や相場についてご不安がある場合は、ご住職に直接聞きにくいことも含めて、私たちハタオ葬儀社にご相談ください。ご家族の状況に合わせて、失礼のないようにお伝えする方法をアドバイスさせていただきます。

⑤-2. ハタオ葬儀社の経験から見る、後悔のない戒名の共通点

 熊本市で数多くの葬儀をお手伝いさせていただく中で、「この戒名でよかった」とご家族が心から納得できた事例には、共通点があります。それは、戒名の文字に故人さまの人生の輝きが反映されているということです。

例えば、

  • 「生前の俗名の一文字を戒名に入れてもらえた」
  • 「故人の趣味や特技に関する文字を入れてもらえた」
  • 「ご住職が、私たちが語った故人のエピソードをしっかり汲み取ってくれた」

といったケースです。

 ご住職との丁寧な打ち合わせを通じて、故人さまの生前の輝きを戒名という形で永遠に残すことができたとき、ご家族のお見送りは、悲しみだけでなく感謝と温かさに満たされます。それはまるで、故人さまの人生を讃える「花いっぱいのお葬式」につながると考えています。

⑤-3. ご家族の想いを大切にするハタオ葬儀社の「戒名」サポート

私たちハタオ葬儀社は、合志市、菊陽町を含む熊本市エリア全域で、ご家族の想いを最優先にした葬儀をサポートしています。

宗派の教えは尊いものですが、最も大切なのはご家族の心です。

  • 「ご住職に、故人の生前のことをどこまで話せばいいのだろう」
  • 「私たちの宗派で、どういった戒名になるのだろう」
  • 「菩提寺がないが、信頼できるお寺様を紹介してもらいたい」

こうしたご不安や疑問に対し、私たち葬儀のプロがご住職様との間を取り持ち、ご家族の宗派や故人さまへの想いを尊重しながら、円滑に戒名を授与していただけるようお手伝いいたします。

【ハタオ葬儀社担当者より熊本市、葬儀、家族葬のまとめとアドバイス】

熊本市エリアでの葬儀・家族葬は、戒名に関する全てのご不安を私たちハタオ葬儀社にご相談ください。

故人さまのお人柄を活かし、ご家族が「この名前でよかった」と心から納得できる、心に残るお見送りを共に叶えましょう。いつでも誠意をもって、ご相談をお待ちしております。

⑤ 最後に…なぜ、このようなことをするのか?

 この記事では、「戒名とは?」という問いから、宗派別の呼び方、そして故人にふさわしいつけ方について、深く掘り下げてまいりました。

 戒名は、高額な費用を払うための形式ではなく、故人様の人生の総仕上げであり、残されたご家族が「あの人は仏様の世界でこういう名前をいただいたのだ」と、心安らかに手を合わせるための依り代です。だからこそ、その名前を授かる儀式は、家族葬であっても大切にされるべきものなのです。

私も、畑尾一心(はたお いっしん)も、祖父の名前である「義」の字を用法の際に位牌をみるたびに、義理を大切にし、厳しかった祖父を思い出します、祖父が他界し35年たち、授けて頂いたご住職も亡くなられましたが。

 本当に祖父らしい名前(戒名)でよかったねと、家族で話したことがあります。その時、形式的な作法以上に、故人の人生とご家族の想い戒名という名前に宿ると、改めて強く感じました。

 熊本市を中心とした地域で、葬儀家族葬をご検討されている皆様。戒名に関するご不安は、どうぞ私たちハタオ葬儀社にご相談ください。心に寄り添うお見送りを、必ずお約束いたします。

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⑥ Q&A

Q1:戒名は葬儀までに必ず必要ですか?直葬や家族葬ではどうなりますか?

A1: 菩提寺がある場合は、菩提寺より戒名を授かるのが基本ですが、直葬や家族葬で火葬のみを急ぐ場合、事後で戒名を戴くことも可能です。ただし、後からトラブルにならないよう、必ず事前にご住職や葬儀社にご相談ください。

Q2:浄土真宗ですが、法名ではなく「戒名」を使っても問題ないですか?

A2: 浄土真宗では「法名」が正式な呼び方ですが、一般的には「戒名」という言葉を使うこともあります。重要なのは、法名の意味を理解し、浄土真宗の教えに則ってご住職から授かることです。

Q3: 戒名に故人の名前の一部を入れるのは、失礼にあたりますか?

A3: 戒名俗名(生前の名前)の一文字を入れることは、故人を偲び、その人となりを讃えるために広く行われています。ご住職に故人の情報を詳しく伝え、ご相談ください。

Q4: 戒名の文字数が多いほど、徳が高いという意味になりますか?

A4: 必ずしも文字数が多いほど徳が高いとは限りません。院号や居士・大姉などの称号が増えることで文字数は長くなりますが、これは生前の功績や信仰心の深さへの敬意の表れです。

Q5: 戒名を頂く際のお布施は、いつ、どのような封筒で渡すべきですか?

A5: お布施は、葬儀の打ち合わせ時や、戒名を授かった直後などにご住職へお渡しするのが一般的です。奉書紙か、白封筒に入れて「御布施」と表書きしましょう。熊本市エリアの慣習も確認できますので、家族葬の担当にご確認ください。

Q6:菩提寺がない場合、合志市や菊陽町で戒名を授かる方法はありますか?

  • A6: 合志市菊陽町周辺で菩提寺がない場合も、私たちハタオ葬儀社がご家族の宗派に合ったご住職をご紹介し、戒名授与までのお手伝いをさせていただきます。

⑦ 執筆者・監修者紹介

執筆者:畑尾一心

役職: ハタオ葬儀社 3代目 代表取締役社長

経歴:
1972年、熊本で50年余年続く葬儀店に生まれる。
葬祭業に従事して30年以上。年間約400件を超える葬儀やご相談に携わり、地域密着型で信頼と実績
現在、NPO法人全国葬送支援協議会熊本中央本部代表としても活動中。
厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクターとして専門性を持ち、日々の活動の中で葬儀業界に貢献できること目指しています。
一般社団法人 終活協議会の終活セミナー講師や、終活カウンセラー協会の終活カウンセラーとしても活動しており、地域に密着したサービスを提供しています。

想い:
創業者である祖父の想いを引き継ぎ、日本独自の葬送文化の意味を現代に伝え、後悔のないお葬式を大切にし、葬儀業務に取り組んでいます。
「心を込めた葬儀サービス」を提供し、皆様の大切なお見送りをサポートします。

趣味:
散歩が趣味で、近所だけでなく知らない街を歩くことで、地域の人々とのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者:畑尾義興

役職: ハタオ葬儀社 会長

経歴:
昭和30年、熊本で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引き継ぎ、約40年間経営を行ってきました。
創業者の思い「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ、葬儀業一筋で地元の感謝の気持ちを込めて活動してきました。
自身の葬儀体験から家族の思いが伝わる葬儀を心掛け、心と費用の負担を軽減するお手伝いを大切にしています。

理念:
地域密着型で、皆様にとって温かく、心のこもった葬儀を提供することが、私たちの使命です。
ご遺族様の思いを最優先に、感謝の気持ちを込めた葬儀をお手伝いし、後悔のないお見送りをサポートします。

趣味:
趣味は釣りと囲碁で、熊本の自然や友人との時間を大切にしています。

ハタオ葬儀社は、創業から70年にわたり地域に根差したサービスを提供してきました。私たちの専門家が執筆し、監修したこの内容は、温かい心で故人をお見送りするための指針です。葬儀に関する不安を感じている方々に、しっかりとしたサポートと信頼できる情報を提供いたします。

大切な方への想い、どう伝えられたか。お客様の「声」をご覧ください

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