① はじめに

迷ったときは「意味→選び方→費用→作法→保管」の順に整理しましょう。

先読みできる5つのポイント

• 位牌の意味と役割をやさしく解説 
• 種類・素材・サイズの違いと選び方 
• 費用相場と内訳、宗派別の**魂入れ（開眼）**とお布施の目安 
• 作る時期・手順と、49日までに間に合わない場合の対応 
• 置き方・扱い方・処分・永代供養まで、失敗しない実務ポイント 

　大事な人の気配を、そっと手のひらに残すもの——位牌には、そんな静かな役目があります。けれど、初めて向き合うときは、言葉も作法も不安でいっぱいです。熊本市や合志市、菊陽町の皆さまに向けて、この記事では「わかる」と「できる」をていねいに少しずつ重ねていきます。広告の押しつけは致しません。必要なことだけを、必要な順番で。心が整う道筋をご一緒にたどりましょう。

「位牌は本当に必要？　宗派や家の事情で変わるの？」
「費用や作る時期、49日までに間に合わないときは？」
「仏壇がない家やマンションでは、どこに置けば正しいの？」

② このような方へおすすめ

✅ 位牌の意味や葬儀・家族葬での役割が分からない

✅ 種類やサイズの選び方を知りたい

✅ 費用相場とお布施の目安が分からない

✅ 49日までの準備や間に合わない時の対応が知りたい

✅ 仏壇なしの置き方や処分・永代供養の情報がほしい

③ 目次

1. 葬儀・家族葬における位牌の基本と意味 
2. 葬儀・家族葬で選ぶ位牌の種類・素材・サイズ 
3. 葬儀・家族葬の位牌費用相場と魂入れ・お布施 
4. 葬儀・家族葬の位牌作成の時期・手順と注意点 
5. 葬儀・家族葬の位牌の置き方・扱い・処分と供養 

④ 

⓵ 葬儀・家族葬における位牌の基本と意味の全体像

①-1 位牌の基本：故人を偲び、記憶をつなぐ大切な象徴

　位牌とは、戒名（法名）や俗名、没年月日を記し、故人の魂を映す“依り代”です。ご家族が手を合わせるたびに、そこに大切な人の面影を感じ、思いをつなぐことができます。仏教の多くの宗派で広く用いられ、葬儀や家族葬の場面でも欠かせない存在です。

　ただし、宗派や地域によって形式や呼び方には違いがあり、たとえば浄土真宗では「位牌」ではなく「法名軸」を用いることが一般的な地域もあります。

 ハタオ葬儀社担当者よりのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

熊本市での葬儀・家族葬｜初めて位牌を準備する方へのまとめとアドバイス

初めて位牌を準備される方にとって、「どの位牌を選べばよいか」「費用や作法は正しいのか」といった不安は自然なことです。私自身、祖母の位牌を初めて用意した際、戸惑いと迷いが重なりました。その経験から学んだことは、正しい知識と家族での話し合いが、心の安定につながるということです。

熊本市で家族葬や葬儀を行う場合、以下のポイントを押さえておくと安心です。

1. ご家庭の宗派・地域の習わしを確認する

熊本市の家族葬では、浄土真宗や臨済宗など宗派によって位牌の形式や呼び方が異なります。また、地域の慣習も大切です。例えば、49日までに用意する白木位牌や、法要での飾り方など、地域独自の習わしがあります。事前に確認しておくことで、後から慌てることを防げます。

2. 位牌の意味を理解する

位牌は単なる記念の板ではなく、故人を偲ぶ**「依り代」**です。戒名や没年月日、俗名を記すことで、家族や親族が故人を想い、祈る中心となります。意味を理解することで、選び方や準備の手順に納得感が生まれ、安心して進められます。

3. 早めに葬儀社へ相談する

私も祖母の位牌を準備した際、事前に地元の葬儀社・仏具屋さんに相談することで、どの種類が適しているか、準備のタイミング、費用の目安まで明確になりました。熊本市での家族葬や葬儀では、地域の慣習や宗派の細かい違いに詳しい葬儀社・仏具屋さんに相談することが、最も安心につながります。

まとめと行動の一歩

位牌は、故人を偲ぶ大切な象徴です。初めての準備では不安も大きいですが、

• 宗派や地域慣習を確認する 
• 位牌の意味を理解する 
• 早めに相談する 

この3つを意識することで、心穏やかに進められます。

まずは、「不安のメモ」を一枚作って思いつく疑問を箇条書きにすることから始めてみてください。私たちハタオ葬儀社は、その一歩から一緒に最適な道筋を見つけるお手伝いをいたします。熊本市中央区・南区・東区・北区・西区・合志市・菊陽町など、地域に根ざした安心の家族葬を提供しています。

💡 ワンポイントアドバイス
はじめて位牌を準備する場合、費用や種類に迷いがちです。迷ったら専門家に相談することで、後悔せずに温かい家族葬を実現できます。

①-2 白木位牌と本位牌：四十九日までの流れを理解する

　通夜や葬儀の際には、まず「白木位牌」が用いられます。これは、故人をお迎えするための位牌です。その後、四十九日を目安に「本位牌」へと移すのが一般的です。白木から本位牌へ移すこの儀式は、故人を正式に迎え入れる大切な節目となります。

　熊本市での家族葬や葬儀では、四十九日までに本位牌の準備が整わなくても心配はいりません。白木位牌を一時的に安置しておき、彫刻内容や納期を確認してから本位牌に移すことが可能です。

　私自身、祖母の位牌を初めて用意した際、納期や文字彫刻の確認を事前に行うことで、心に余裕をもって準備できました。四十九日が迫ると「間に合うだろうか」と焦る方も多いですが、熊本市周辺では白木位牌をしばらく安置することも一般的です。安心して準備を進めるために、彫刻の内容や納期はできるだけ早めに確認しておくと心強いでしょう。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

• 白木位牌は故人を仮でお迎えするためのもの。通夜や葬儀で使用します。 
• 本位牌は四十九日を目安に移す正式な位牌。準備が遅れても焦らず対応可能です。 
• 彫刻内容や納期は早めに確認しておくと、心に余裕が生まれます。 
• 熊本市中央区・南区・東区・北区・西区・合志市・菊陽町など地域に根ざした葬儀社に相談すると安心です。 

💡 ワンポイントアドバイス
初めて位牌を準備する場合、彫刻の内容や納期に迷うことがあります。迷ったら専門家に相談することで、後悔せずに心穏やかに温かい家族葬を実現できます。

①-3 宗派別の視点：浄土真宗・曹洞宗・真言宗

　葬儀や位牌の準備は宗派によって異なる流儀があります。熊本市で家族葬を行う際も、まずは宗派の特徴を理解しておくことが安心につながります。

浄土真宗

浄土真宗（本願寺派・大谷派）では、位牌を用いず「法名軸」が中心となる地域やご寺院もあります。位牌ではなく軸に故人の法名を書き、仏壇やお部屋に安置する形式です。

曹洞宗・真言宗

曹洞宗や真言宗では、本位牌を用いた開眼供養（魂入れ）を行うのが一般的です。四十九日を目安に本位牌を準備し、故人を正式に迎える儀式として執り行います。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

宗派ごとの作法は大切ですが、それ以上に 「ご家族が無理なく守れる方法」 を選ぶことも重要です。私自身、葬儀の後は、手続きやお礼などでやるべきことも多くある中で生活リズムを考慮しながら準備を進めた経験があります。そのおかげで、慌ただしくなることな家族全員が心穏やかに故人を偲ぶことができました。

熊本市での家族葬では、宗派の形式にこだわりすぎず、地域やご家庭の事情を尊重し、故人と向き合える一番自然な形を選ぶことが、安心してお見送りできるポイントです。

💡 ワンポイントアドバイス
　 宗派の作法に迷った場合は、無理に全てを守ろうとせず、家族が無理なく続けられる方法を優先しましょう。熊本市の家族葬では、経験豊富なお寺様、葬儀社に相談することで、地域慣習や宗派の違いにも丁寧に対応してもらえます。

② 位牌の種類と選び方

②-1 代表的な種類：唐木位牌・塗位牌・クリスタル位牌

位牌には、伝統的なものから現代的なものまでいくつかの種類があります。それぞれの特徴を理解して、ご家庭の暮らし方や住環境に合わせて選ぶことが大切です。

唐木位牌

唐木位牌（黒檀・紫檀など）は、深みのある色合いと重厚な存在感が特徴です。長く大切に守られてきた伝統的な形で、格式や落ち着きを重視されるご家庭に適しています。

塗位牌

塗位牌は漆を塗り重ねた艶やかな仕上がりで、格式の高さや華やかさを感じさせます。見た目の美しさを重視する方や、格式ある仏壇に合わせたい方に選ばれます。

クリスタル位牌

クリスタル位牌は透明感があり、現代的な住まいにも馴染みやすいのが特徴です。仏壇がないご家庭や、マンションなど省スペースの住環境でも取り入れやすく、手入れも簡単です。

繰り出し位牌

さらに、繰り出し位牌というタイプもあります。代々のご先祖様を一つにまとめられるため、家族の歴史を一緒に守りながら省スペースで安置できる形として、最近は選ばれる方が増えています。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

位牌選びは、ご家庭の暮らし方や住環境に合わせることがポイントです。

• マンション住まいの方や仏壇を持たないご家庭では、コンパクトで手入れがしやすい素材が人気です。 
• 伝統的な落ち着きや格式を重視される場合は、唐木位牌や塗位牌が向いています。 
• 家族の歴史を一緒に守りたい方は、繰り出し位牌を検討すると便利です。 

熊本市中央区・南区・東区・北区・西区、合志市・菊陽町など地域に根ざした葬儀社・仏具屋さんに相談すると、住環境や仏壇の有無に応じた最適な位牌選びをサポートしてもらえます。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌は一生ものです。迷ったときは、ご家庭の住環境や暮らし方に合った素材・サイズを優先し、専門家に相談することで後悔のない選択ができます。

②-2 サイズ感と表記：寸法・行年／享年・戒名の配置

位牌を選ぶ際は、サイズ感と文字の配置も重要なポイントです。熊本市での家族葬や葬儀では、仏壇や安置場所に合わせた選び方が安心につながります。

寸法の目安

位牌の大きさは「寸（すん）」で表され、一般的には3.0寸から6.0寸まで幅があります。仏壇や安置場所、ご先祖様のお位牌等に合わせて選ぶことが基本です。

• 置き場所に余裕がある場合は、大きめのサイズで格式を重視することもできます。 
• 狭いスペースやマンション住まいの場合は、扱いやすい4.0〜4.5寸が多く選ばれています。 

行年・享年・戒名の配置

　位牌には、故人の行年や享年（没年齢）、戒名や俗名などの文字を記します。配置や表記方法は、宗派や地域の習わしによって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。文字のサイズやバランスも、見やすく整えておくことで、心落ち着く安置が可能です。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

位牌のサイズを決めるときは、まず「安置場所」を考えることがポイントです。

• 熊本市のご家庭では、4.0〜4.5寸を選ばれる方が多く、扱いやすく安心感があります。 
• 戒名や年齢の表記についても、宗派や地域の習慣を踏まえながら、家族が見やすく無理なく安置できる配置を選ぶことが大切です。 

事前に葬儀社、仏具屋さんに相談すると、仏壇のサイズや住環境に合わせた最適な寸法・文字配置をアドバイスしてもらえます。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌は一生大切にするものです。サイズや文字の配置で迷ったときは、置く場所と家族の生活環境に合ったものを優先し、専門家に相談すると安心です。

②-3 夫婦位牌・連名・過去帳：まとめ方の作法と配慮

位牌は一人ずつ作るのが基本ですが、夫婦位牌として二人分を一つにまとめたり、連名で複数名を記すことも可能です。さらに、過去帳という形にまとめ、日々読み上げて偲ぶ方法もあります。

大切なのは「形」よりも「心」であり、家族でどう守っていきたいかという想いです。特に、誰が将来守り継ぐのかという承継者についても話し合っておくと安心です。

担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）
　家族の中で「どの形にするか」を決める際には、合意が何より大切です。熊本市周辺では、過去帳にまとめて毎日お経の際に読み上げるご家庭もあり、ご先祖を日々近くに感じられる方法として選ばれています。

③ 葬儀・家族葬における位牌の費用相場と魂入れ・お布施の実務

③-1 位牌の費用相場：素材・サイズ・彫刻で変わる

位牌の費用は、素材・サイズ・文字彫刻によって変わります。

• 位牌本体はおおよそ 1万5千円〜10万円台。唐木（黒檀・紫檀など）、漆を用いた塗位牌、現代的なクリスタル位牌といった素材によって価格に差があります。 
• 文字彫刻は 数千円〜1万円台が一般的で、急ぎの場合は割増になることもあります。 

担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）
費用を考える際は、「本体＋彫刻＋納期」の3点を一緒に確認しておくことが安心につながります。熊本市での家族葬では、総額 3万〜7万円前後で選ばれる方が多い印象です。

③-2 魂入れ（開眼供養）とお布施：宗派別の目安

新しい位牌には、魂を宿す「魂入れ（開眼供養）」を営むことがあります。その際、ご寺院へお渡しするお布施は、1万〜3万円台が目安とされています（地域やご寺院によって違いがあります）。

• 表書きは「御布施」とするのが一般的です。 
• そのほかに、お車代や御膳料を添える場合もあります。 

担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）
金額に幅があるため、熊本市では事前に菩提寺へ相談されるのがおすすめです。大切なのは金額の大小ではなく、「無理のない範囲で、感謝の気持ちを形にすること」です。

③-3 ランニング費用：お手入れ・保管・修繕の考え方

位牌は長く寄り添う存在ですので、日々のお手入れも大切になります。

• 普段は乾いた布でやさしく拭く程度で十分です。 
• 素材によってはコーティング剤が使えない場合もあるので注意が必要です。 
• 破損や劣化があったときに塗り直しや修繕を検討しましょう。 
• 保管は直射日光や高湿度を避けることが長持ちの秘訣です。 

担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）
位牌はご家族とともに歩む、大切な心の拠りどころです。熊本市の気候では湿気対策を少し意識されると安心です。毎日の小さなお手入れこそが、一番の安心であり、長く故人を偲ぶ力になります。

④ 葬儀・家族葬における位牌作成の時期・手順と納期リスク

（熊本市・合志市・菊陽町 その近郊）

④-1 作る時期：49日を目安に、無理のない対応を

位牌を用意する最終的な目安は**四十九日（49日法要）**とされています。ただし、これはあくまで目安であり、「必ずこの日までに間に合わせなければならない」というものではありません。

もし準備が間に合わない場合は、白木位牌をそのまま安置する方法や、浄土真宗のように法名軸で代用する方法もあります。大切なのは「形」よりも「心を込めて準備すること」です。

担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

位牌のサイズや文字配置を決めるときは、まず**「置く場所」**を考えることがポイントです。熊本市のご家庭では、4.0〜4.5寸が扱いやすく安心感があるためよく選ばれています。

特に初めて位牌を準備する場合、焦って誤りが出てしまうことが一番避けたい点です。そのため、ハタオ葬儀社では、必ず確認の時間を十分に取り、安心して準備を進めることを心がけています。宗派や地域の習慣を踏まえながら、家族が無理なく見守れる配置を選ぶことが大切です。

💡 ワンポイントアドバイス

位牌は一生大切にするものです。サイズや文字配置で迷ったときは、置く場所と家族の生活環境に合ったものを優先し、専門家に相談することで安心して準備できます。

④-2 手順：戒名・俗名・没年月日・年齢の確認が肝心

位牌に刻む文字は、戒名（法名）、俗名、没年月日、享年や行年などです。ここで最も多く起こるトラブルは、誤記や記載漏れです。そのため、原稿は家族複数人で必ずチェックすることが大切です。

また、宗派によって「享年」「行年」などの表記ルールは異なります。熊本市で家族葬を行う場合は、ご寺院と確認しながら進めることで、安心して準備が進められます。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

小さなメモや原稿の確認が、後に大きな安心につながります。熊本市では、住職に一度原稿を確認していただくことで、記載ミスを防ぎやすくなります。焦らず丁寧にチェックすることで、心穏やかに位牌の準備を進められます。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌の文字は一生大切に残るものです。誤記や漏れを防ぐために、家族で確認する＋寺院にチェックしてもらう手順を必ず取り入れましょう。これだけでも安心感が格段に増します。

④-3 納期：通常1〜2週間、繁忙期や特注は余裕を持って

位牌の彫刻納期は、通常1〜2週間程度が目安です。既製品に文字彫刻を入れる場合は比較的スムーズですが、蒔絵や特注の意匠を施す場合は、それ以上の時間がかかることがあります。

また、お盆前やお彼岸前などは依頼が集中しやすく、熊本駅周辺の業者も繁忙期に入ります。そのため、納期が延びる可能性もあります。熊本市だけでなく、合志市や菊陽町からのご依頼でも同様です。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市・合志市・菊陽町／葬儀・家族葬）

スムーズに準備を進めるためには、早めの仮予約と彫刻内容の確定が大切です。納期に余裕を持って計画することで、焦らず安心して位牌を準備できます。特に繁忙期は、早めの確認と手配が心穏やかなお見送りにつながります。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌は一生ものです。特注や繁忙期の依頼では、余裕を持った準備が安心につながります。彫刻内容の決定や業者への確認は、早めに行うことをおすすめします。

✅ まとめポイント

• 位牌準備の目安は49日。ただし無理のない対応で大丈夫 
• 誤記防止のため、原稿は家族と住職で確認を 
• 納期は通常1〜2週間。繁忙期や特注は余裕をもって準備を

⑤ 葬儀・家族葬における位牌の置き方・扱い・処分と供養

（仏壇なし・マンション・永代供養も含めて）

⑤-1 置き方：仏壇あり・なし、方角と高さの実務

位牌の安置場所は、ご家庭の状況や生活スタイルに合わせて選ぶことが大切です。

仏壇がある場合

　仏壇がある場合は、ご本尊の手前に安置するのが基本です。格式や宗派の作法を尊重しつつ、手を合わせやすい位置に置くことがポイントです。

仏壇がない場合

　仏壇のないご家庭では、専用の小さな棚や、リビングの静かな一角など、日常生活の中で自然に手を合わせられる場所に置く方が増えています。方角も宗派の考えを尊重することは大切ですが、必ずしも厳格に守る必要はありません。家族にとって拝みやすく、自然に手を合わせられる場所を優先することが安心です。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

位牌は、「毎日、自然に声が届く場所」に安置すると、無理なくご供養を続けられます。熊本市での家族葬では、リビングに位牌を置かれるご家庭も多く、違和感なく受け入れられています。日常の中で手を合わせやすい配置を意識することで、心穏やかに故人を偲ぶことができます。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌は形式だけでなく、家族の生活環境や手を合わせやすさを優先することが大切です。仏壇がなくても、家族の目に入りやすく、心を落ち着けられる場所に安置することで、自然に供養を続けられます。

⑤-2 扱い・お手入れ：ほこりを払う、小さな声で語りかける

位牌のお手入れは、乾いた柔らかい布や筆でほこりを払う程度で十分です。水拭きや湿った布は、塗装面を傷める可能性があるため、避けるのが安心です。

しかし、何より大切なのはお手入れの方法そのものではなく、日々の合掌や語りかけです。たとえ短い時間でも、静かに手を合わせ、心の中で故人に話しかけることが、供養としての意味を持ちます。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市／葬儀／家族葬）

位牌の扱いやお手入れは形式にとらわれすぎず、心を込めることが一番大切です。熊本市では、朝や夕方など一日一度、数分でもご先祖を思い出す時間を持つだけで十分と考えられています。

毎日の短い合掌や語りかけが、心を穏やかに保ち、自然に供養を続ける習慣につながります。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌のお手入れは簡単で構いません。大切なのは心を込めること。数分の合掌や語りかけを習慣化するだけで、家族全員が無理なく故人を偲ぶことができます。

⑤-3 処分・永代供養：魂抜き・お焚き上げ・まとめ方

位牌を整理したり処分する際は、まず**閉眼供養（魂抜き）**を行うことが基本です。閉眼供養を経て、位牌に宿る魂を静かに送り出してから、次の対応を検討します。

お焚き上げや永代供養

• お焚き上げ：お寺や供養施設に依頼して位牌を焚き上げてもらう方法です。 
• 永代供養：寺院や霊園に納め、将来的に供養を任せる方法です。 

複数位牌の整理・まとめ方

複数の位牌がある場合は、夫婦位牌や過去帳に集約することで、省スペースかつ家族の歴史をまとめて守ることができます。

ハタオ葬儀社担当者からのまとめ・アドバイス（熊本市・合志市・菊陽町／葬儀・家族葬）

位牌の処分や永代供養で迷ったときは、まず**「閉眼供養」をお願いすること**が安心です。その後は、菩提寺・霊園・供養施設など、地域の信頼できる窓口に相談しましょう。

熊本市や近郊の合志市・菊陽町でも、受け入れ体制は整っています。一人で悩まず、信頼できる葬儀社や寺院に相談することで、安心して整理や供養を進められます。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌の処分や永代供養はデリケートな作業です。まず閉眼供養を行い、その後は地域の信頼できる窓口に相談することで、後悔なく安心して手続きを進められます。

✅ まとめポイント

• 位牌は「自然に手を合わせられる場所」に置けば安心 
• お手入れは乾拭きで十分、語りかけが供養そのもの 
• 処分時は閉眼供養を行い、お焚き上げや永代供養へ 
• 熊本市・合志市・菊陽町では菩提寺や霊園が相談の窓口に

豆知識

• 用語：「開眼供養（魂入れ）」＝本尊・位牌などに仏の功徳をいただくお勤め。 
• 行年・享年：数え年表記か満年齢表記かは宗派・地域で異なるため要確認。 
• 繰り出し位牌：札板を重ねて先祖を一基にまとめられる省スペース型。 

用語の短い説明

• 白木位牌：通夜〜葬儀〜中陰の期間に用いる簡素な位牌。 
• 本位牌：49日前後を目安に作る正式な位牌。 
• 法名軸（浄土真宗）：位牌の代わりに用いる掛け軸。 

⑤ 最後に…なぜ、このようなことをするのか？

要約と振り返り

位牌は、故人を偲び、心をつなぐ大切な“依り代”です。宗派やご家庭の事情に合わせて、意味 → 種類 → 費用 → 作成 → 置き方 → 供養の流れを知っておくと、迷いが少なくなります。

また、49日はあくまで一つの目安。無理をせず、心を守りながら準備を整えることが大切です。

お布施や作法についても「正解は一つではありません」。地域や宗派によって違いがあり、どの形を選んでも、ご家族の想いが込められていれば、それが何よりの供養になります。

ハタオ葬儀社担当者より｜位牌準備の最後に

あるご家族が初めて位牌をご用意されたとき、手を合わせながらこうおっしゃいました。

「ここに居てくれる気がしますね」

その穏やかな微笑みを、今もよく覚えています。形は人それぞれでも、そこに流れる思いは共通しています。位牌の準備は、決して急ぐ必要はありません。焦らず、ひとつひとつ確かめながら進めることが、心穏やかな供養につながります。

私自身も、これまで多くのご家族と同じ時間を歩み、位牌の準備や家族葬のお手伝いをしてまいりました。熊本市や近郊のご家庭においても、宗派や住環境、生活スタイルに合わせた最適な方法を一緒に考えることができます。

どうか安心して、あなたらしい形を見つけていただければと思います。手を合わせるたびに、故人との思いが穏やかに重なる時間を、心から大切にしていただきたいと思います。

💡 ワンポイントアドバイス
位牌の準備は形式にとらわれすぎず、心を込めることが何より大切です。熊本市での家族葬では、専門家に相談しながら一歩ずつ進めることで、後悔のない供養が可能になります。

✅ まとめポイント

• 位牌は「心をつなぐ依り代」 
• 49日は目安、無理のない準備が安心につながる 
• 作法やお布施に唯一の正解はない、相談しながら進めて大丈夫 
• 専門家は、ご家族の言葉を手がかりに、最適な形を一緒に探します

⑥ Q&A（SEOを意識した網羅的6問）

1. Q. 位牌は必ず必要ですか？浄土真宗ではどうなりますか。
   A. 宗派・地域で異なります。浄土真宗では法名軸を用いる地域が多く、位牌は必須ではないケースもあります。家の慣習と菩提寺に確認しましょう。 
2. Q. 位牌の費用相場はどれくらい？彫刻代は別ですか。
   A. 本体1.5万〜10万円台が目安、彫刻は数千円〜1万円台。素材・サイズ・意匠で差が出ます。 
3. Q. 49日までに本位牌が間に合いません。どうすれば？
   A. 白木位牌で一時安置し、準備が整い次第本位牌へ。焦らずに彫刻内容の校正を優先してください。 
4. Q. 仏壇がありません。マンションではどこに置けば良い？
   A. 静かで日常の目に触れる場所（リビングの専用棚など）が適切。直射日光・高湿度は避けましょう。 
5. Q. 魂入れ（開眼）のお布施の目安は？表書きは？
   A. 1万〜3万円台が目安（地域差あり）。表書きは「御布施」が一般的です。 
6. Q. 古い位牌はどう処分・整理すれば安心ですか。
   A. 先に閉眼供養（魂抜き）をしてからお焚き上げや永代供養へ。まとめる場合は過去帳・夫婦位牌も検討できます。 

⑦ 執筆者・監修者紹介

執筆者：畑尾一心

役職: ハタオ葬儀社 3代目 代表取締役社長
熊本市（中央区・南区・東区・北区・西区・熊本駅周辺）および合志市・菊陽町その近郊で、葬儀・家族葬の事前相談と実務支援に携わる。地域の宗派・慣習に即したやさしい説明と実務の正確さを大切にし、初めてのご遺族でも迷わず安心して葬儀・家族葬のお手伝いに取り組んでいる。

経歴:
1972年、熊本で50年余年続く葬儀店に生まれる。
葬祭業に従事して30年以上。年間約400件を超える葬儀やご相談に携わり、地域密着型で信頼と実績
現在、ＮＰＯ法人全国葬送支援協議会熊本中央本部代表としても活動中。
厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクターとして専門性を持ち、日々の活動の中で葬儀業界に貢献できること目指しています。
一般社団法人 終活協議会の終活セミナー講師や、終活カウンセラー協会の終活カウンセラーとしても活動しており、地域に密着したサービスを提供しています。

想い:
創業者である祖父の想いを引き継ぎ、日本独自の葬送文化の意味を現代に伝え、後悔のないお葬式を大切にし、葬儀業務に取り組んでいます。
「心を込めた葬儀サービス」を提供し、皆様の大切なお見送りをサポートします。

趣味:
散歩が趣味で、近所だけでなく知らない街を歩くことで、地域の人々とのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者：畑尾義興

役職: ハタオ葬儀社 会長

経歴:
昭和30年、熊本で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引き継ぎ、約40年間経営を行ってきました。
創業者の思い「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ、葬儀業一筋で地元の感謝の気持ちを込めて活動してきました。
自身の葬儀体験から家族の思いが伝わる葬儀を心掛け、心と費用の負担を軽減するお手伝いを大切にしています。

理念:
地域密着型で、皆様にとって温かく、心のこもった葬儀を提供することが、私たちの使命です。
ご遺族様の思いを最優先に、感謝の気持ちを込めた葬儀をお手伝いし、後悔のないお見送りをサポートします。

趣味:
趣味は釣りと囲碁で、熊本の自然や友人との時間を大切にしています。

ハタオ葬儀社は、創業から70年にわたり地域に根差したサービスを提供してきました。私たちの専門家が執筆し、監修したこの内容は、温かい心で故人をお見送りするための指針です。葬儀に関する不安を感じている方々に、しっかりとしたサポートと信頼できる情報を提供いたします。

大切な方への想い、どう伝えられたか。お客様の「声」をご覧ください

【大切な方への想い、どう伝えられたか。お客様の「声」をご覧ください】

【葬儀の「分からない」をもっと解消しませんか？】

【ハタオ葬儀社へのお問い合わせ】

【ご家族のペースで、納得いくまで丁寧なハタオ葬儀社の事前相談】