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2024.11.28

日蓮宗の葬儀について

日蓮宗の葬儀について

日蓮宗の開祖とお題目

 日蓮宗の開祖は「日蓮聖人」と呼ばれ、その教えの中心にあるのは「法華経」という経典です。 日蓮宗では、「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」というお題目を唱えることが重要とされ、お題目を繰り返して、信者は法華経の教えに対して信心して、死後には「霊山浄土(りょうぜんじょうど)」という仏法の世界で成仏できると考えられています。

日蓮宗葬儀の特徴

 葬儀に関して、「南無妙法蓮華経」というお題目を唱えることが非常に重要です。 このお題目は、日蓮宗の教義に基づき、故人が生前に積み上げた信仰の深さを讃え、故人が仏の世界(霊山浄土)に無事にたどり着けるように手助けする役割を果たします。成仏できるように、遺族や参加者も一緒に功徳を積むことになります。お題目を唱えることで、皆さんが心一つに故人を送り出し、平安を得ることができると考えられています。

日蓮宗葬儀の流れ

 日蓮宗の葬儀の流れは、一般的な仏教葬儀に似ていますが、いくつかの特徴的な作法があります。

枕飾りとご安置

 故人を安置する場所には、枕飾りを行い、守り刀や一膳飯、お茶をお供えすることが一般的です。地域によっては、枕団子をお供えすることや、浄水に樒(しきみ)の葉を落とすこともあります。

通夜

 日蓮宗では、蝋燭の火や線香の煙を絶やさないことを大切にされています。参加者が集まり、故人の平安を祈ります。

告別式と葬儀の進行

日蓮宗の葬儀では、以下の順番で議事が進みます:

総礼(一緒に礼拝すること)

道場偈(仏様を葬儀の場へお呼びするための声明曲)

勧請(仏の来臨を願う

開経偈(お経を読む前に拝読する偈文)

その後、参加者全員で「読経」「唱題」を行い、経本を読み上げます。最後に、「南無妙法蓮華経」を唱えることが大切です。

開棺と引導

「開棺」では、導師が棺の前で、棺の蓋を軽く眺めて音を立てて経文を読みます。また、「引導」とは、故人を大聖人が待つ場所までお連れするのが導師の役目となり、導師が「払子(ほっす)」という仏具を使い、人を仏の世界に導くため行われます。これは日蓮宗独自の作法で、宗教宗派によって作法が少し異なることもあります。

日蓮宗の焼香の作法

日蓮宗では、焼香の際に一般的に導師は「3回」、参列者は「1回」焼香をすることが一般的です。これは、一心不乱に祈ることを意味し。参列者も、3回焼香を行う場合もあります。

不祝儀袋の表書き

日蓮宗では、不祝儀袋の表書きについても決まりがあります。葬儀のときから四十九日までの法要には「御霊前」や「御香典」と書きますが、葬儀終了後、四十九日以降の法要では「御仏前」または「御香典」と書きます。 これにより、故人への感謝と、お悔やみの心をを表すことができます。

執筆者 監修者

執筆者:畑尾一心

創業昭和30年 熊本県儀式共済株式会社

ハタオ葬儀社 3代目 代表取締役社長

1972年、熊本で50年余年続く葬儀店に生まれる。

葬祭業に従事して30年

現在、年間約400件を超えるご葬儀、ご相談に携わっています。

NPO法人全国葬送支援協議会熊本中央本部 代表

厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクター

一般社団法人 終活カウンセラー協会 終活カウンセラー

創業者、会長の想いを引き継ぎながら

日本独自の葬送文化の意味を現代の意味を感じて頂き

後悔の無いお葬式を大切に葬儀の仕事に取り組んでいます。

趣味は、散歩。近所はもちろん、知らない街をあることで

その地域に住む人たちとのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者 畑尾義興

創業 昭和30年 熊本県儀式共済株式会社

ハタオ葬儀社 会長 

昭和30年より、熊本の地で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引継ぎ約40年、創業者の思いである「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ。自身の葬儀の体験から家族の思いがかよい、心と費用の負担を軽くするお手伝いを大切に、地元の感謝の思いを込めて葬儀の仕事一筋に取り組んできました。趣味は釣り、囲碁。熊本の自然と友人との時間を楽しんでいます。

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