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2026.02.02

通夜の流れと家族の役割:家族葬から一般葬まで知っておきたい基本⑥

① はじめに

通夜の夜、何をすればいいのか——その不安は、誰もが抱くものです。

この記事でお伝えしたいこと:

  • 通夜の流れは、思っているより複雑ではない
  • 家族の役割は「完璧」でなくても大丈夫
  • 家族葬でも一般葬でも、基本の心構えは同じ
  • 分からないことがあれば、その場で聞いてもいい
  • 故人を思う気持ちがあれば、形は後からついてくる

大切な人を亡くして、気持ちの整理もつかないまま迎える通夜の夜。喪主として、あるいは遺族として、何をどうすればいいのか。頭の中が真っ白になってしまうのは、当然のことです。

「失礼があってはいけない」「きちんとしなければ」——そんな思いが、かえって心を縛ってしまうこともあります。

でも、通夜は本来、故人との最後の夜を静かに過ごす時間。完璧な進行よりも、大切なのは故人を思う気持ちなのだと思います。

もしあなたが今、通夜を控えて不安を感じているなら。少しだけ、肩の力を抜いて、この記事を読んでみてください。

② このような方へおすすめ

✅ 通夜で何をすればいいのか分からない
✅ 喪主や遺族の役割について知りたい
✅ 家族葬と一般葬の違いが分からない
✅ 通夜の流れや時間配分の情報がほしい
✅ 失礼にならない振る舞い方が分からなくて困っている

③ 目次

  1. 通夜の基本的な流れと時間配分
    • 1-1. 通夜式が始まるまでの準備
    • 1-2. 通夜式の進行と所要時間
    • 1-3. 通夜振る舞いの意味と過ごし方
  2. 家族葬と一般葬での役割の違い
    • 2-1. 喪主が担う役割と心構え
    • 2-2. 遺族それぞれの立ち位置
    • 2-3. 家族葬ならではの配慮点
  3. 通夜で迷いやすい場面と対応
    • 3-1. 弔問客への対応の仕方
    • 3-2. 予期せぬ出来事への対処
    • 3-3. 通夜明けから葬儀までの過ごし方

④ 記事本文

① 通夜の基本的な流れと時間配分

①-1. 通夜式が始まるまでの準備

通夜式が始まる前の時間——これは、意外と慌ただしいものです。

多くの場合、通夜式は午後6時か7時頃に始まります。遺族は、その2時間から2時間半前には式場に到着しておくのが一般的です。熊本市内の式場でも、だいたいこのくらいの時間配分で進めることが多いです。

到着したら、まず葬儀社の担当者と打ち合わせをします。受付の確認、席次の確認、お布施の準備、供花や供物の配置など。一つひとつは小さなことですが、確認すべきことは意外と多くあります。

喪主や遺族は、通夜式が始まる30分ほど前には着席して、心を落ち着ける時間を持ちます。この時間は、故人と静かに向き合う大切なひとときです。慌ただしい準備の後だからこそ、この少しの静寂が心を整えてくれます。

受付は、親族や友人にお願いすることが多いです。受付係は通夜式の開始30分前には配置につきます。香典を受け取り、芳名帳に記帳していただく -そんなシンプルな役割ですが、弔問客にとっては最初に接する窓口になります。

【まとめ・アドバイス】

合志市での家族葬で、喪主の方が「準備の時間が思ったより短くて焦りました」と後から話してくださいました。でも、「焦っている自分に気づいたとき、葬儀社の方が『大丈夫ですよ、一緒に確認しましょう』と声をかけてくれて、少し落ち着けた」と。準備は確かに大切ですが、完璧を目指さなくていい。分からないことがあれば、その場で聞けばいい。そう思えると、少し気持ちが楽になるのかもしれません。

通夜式前の準備:要点まとめ

  • 式の2〜2.5時間前には会場到着を目指す
  • 葬儀社との打ち合わせで流れを最終確認
  • 喪主・遺族は30分前には着席して心を整える
  • 受付係は30分前から配置につく
  • 焦らず、分からないことはその場で確認する

①-2. 通夜式の進行と所要時間

通夜式そのものは、だいたい30分から40分程度で終わります。

一般的な流れは、こんな感じです。

まず、僧侶が入場して読経が始まります。読経は15分から20分ほど。その間、遺族や弔問客は静かに手を合わせて、故人を偲びます。

読経が一段落したところで、焼香が始まります。喪主から順番に、遺族、親族、そして一般の弔問客へと続きます。焼香の順番は、故人との関係の近さで決まります。迷ったときは、葬儀社の担当者が案内してくれますから、心配いりません。

焼香が終わると、僧侶が法話をされることもあります。故人の生き方や、遺された者の心構えについて、やさしく語りかけてくださる時間です。

そして僧侶が退場され、喪主が簡単な挨拶をして、通夜式は終了します。喪主の挨拶は、長くなくても大丈夫です。「本日はお忙しい中お越しいただき、ありがとうございます」「故人もきっと喜んでいると思います」——そんな言葉で十分に気持ちは伝わります。

家族葬の場合、菊陽町などの小さな式場では、もう少しゆったりとした時間配分になることもあります。参列者が少ない分、一人ひとりが故人とゆっくり向き合える時間が持てるのです。

【まとめ・アドバイス】

熊本市でのある通夜で、喪主の方が挨拶の順番になったとき、言葉に詰まってしまわれました。でも、「ありがとうございます」とだけ言って深く頭を下げた姿に、参列者の皆さんが静かに頷いておられました。完璧な挨拶よりも、真摯な気持ち。それが伝わればいいのだと、そのとき感じました。通夜式は、故人への思いを形にする時間。流れを覚えることよりも、その気持ちを大切にしてほしいと思います。

通夜式の流れ:要点まとめ

  • 式全体の所要時間は30〜40分程度
  • 読経→焼香→法話→喪主挨拶という流れが一般的
  • 焼香の順番は故人との関係の近さで決まる
  • 喪主挨拶は短くても気持ちが伝われば十分
  • 家族葬ではよりゆったりとした時間配分になることも

①-3. 通夜振る舞いの意味と過ごし方

通夜式が終わると、通夜振る舞いの時間になります。

通夜振る舞いは、故人を偲びながら食事をする時間です。昔は、夜通し故人のそばにいて、夜食を囲んだことに由来すると言われています。

今は、だいたい1時間から1時間半ほど、簡単な食事やお酒を用意して、参列者をもてなします。熊本では、お寿司や仕出し弁当を用意することが多いです。

通夜振る舞いへの参加は、基本的には任意です。一般葬の場合、親族や親しい友人は残りますが、仕事関係の方などは失礼されることも多いです。家族葬の場合は、参列者全員で食卓を囲むこともあります。

喪主や遺族は、参列者に「どうぞ召し上がってください」と声をかけて回ります。でも、全員と話さなければいけないわけではありません。故人の思い出話に花が咲くこともあれば、静かに食事をする時間もある。それでいいのだと思います。

通夜振る舞いが終わると、一般の弔問客はお帰りになり、親族だけが残って、故人のそばで夜を過ごします。これを「通夜明かし」と言います。最近は、遺族も自宅に戻って休むことが増えていますが、合志市や菊陽町の式場では、一晩中ご遺体のそばにいる方もまだ多くいらっしゃいます。

【まとめ・アドバイス】

菊陽町でのある家族葬で、通夜振る舞いの席で、故人の友人が昔話を始められました。「あの人はね、本当に面白い人でね」と。最初は遺族も気を遣っておられましたが、次第に笑顔になって、「そういえばこんなこともありました」と話が広がっていきました。通夜振る舞いは、悲しみだけの時間ではない。故人の人生を分かち合う、温かい時間でもあるのだと感じました。形式を気にしすぎず、自然に過ごしていいのだと思います。

通夜振る舞い:要点まとめ

  • 故人を偲びながら食事をする時間(1〜1.5時間程度)
  • 参加は任意で、早めに帰られる方もいる
  • 喪主は参列者に声をかけるが、全員と話す必要はない
  • 故人の思い出を語り合う温かい時間にもなる
  • 形式より、自然体で過ごすことを大切に

もしよければ、こちらも参考になります:「通夜振る舞いのマナーと準備」

② 家族葬と一般葬での役割の違い

②-1. 喪主が担う役割と心構え

喪主は、葬儀全体を代表する立場です。でも、すべてを一人で背負う必要はありません。

喪主の主な役割は、僧侶や葬儀社との窓口になること、参列者への挨拶、そして葬儀全体の方向性を決めることです。とはいえ、細かいことは葬儀社が案内してくれますし、親族が支えてくれます。

通夜での喪主の具体的な動きは、こんな感じです。

まず、通夜式が始まる前に、僧侶にご挨拶をします。お布施もこのときにお渡しすることが多いです。通夜式では、焼香の一番最初に立ちます。式の最後には、参列者に向けて簡単な挨拶をします。

通夜振る舞いでは、参列者に声をかけて回ります。ただ、一人ひとりに長く話す必要はありません。「お越しいただきありがとうございます」「故人もきっと喜んでいると思います」——そんな一言で十分です。

家族葬の場合、熊本市内の小さな式場では、喪主の役割がもう少し柔軟になることもあります。参列者が身内だけなので、形式にとらわれず、「みんなで故人を送る」という雰囲気の中で進められます。

一般葬の場合は、もう少し対外的な役割が増えます。会社関係の方や地域の方が多く参列されるので、喪主としての挨拶や対応も、少し改まったものになります。

【まとめ・アドバイス】

合志市でのある葬儀で、喪主の方が「自分にこんな大役が務まるだろうか」と不安そうにされていました。でも葬儀が終わった後、「葬儀社の方や親族が支えてくれたおかげで、なんとか務められました」と。喪主は確かに重い役割ですが、一人で抱え込むものではない。周りには必ず支えてくれる人がいます。完璧を目指さず、できることをひとつずつ。それでいいのだと思います。

喪主の役割:要点まとめ

  • 葬儀全体の代表者だが、すべて一人で背負う必要はない
  • 僧侶・葬儀社との窓口、参列者への挨拶が主な役割
  • 通夜式では焼香の先頭に立ち、最後に挨拶をする
  • 家族葬では形式にとらわれない柔軟な対応も可能
  • 周りの支えを受け入れながら、できることをひとつずつ

②-2. 遺族それぞれの立ち位置

遺族は、喪主を支えながら、それぞれの役割を担います。

通夜式では、遺族は喪主に続いて前列に座ります。座る順番は、故人との関係の近さで決まります。配偶者、子ども、兄弟姉妹、という具合です。

焼香も同じ順番で行います。喪主の次に配偶者、その次に子ども、といった流れです。ただ、これも絶対的なルールではありません。ご高齢の方や体調の悪い方がいれば、順番を調整することもあります。

遺族の役割で大切なのは、参列者への対応です。受付を手伝ったり、通夜振る舞いで配膳を手伝ったり、参列者に声をかけたり。でも、これもすべて完璧にこなす必要はありません。

特に家族葬の場合、菊陽町などの小規模な式場では、遺族と参列者の境界があいまいになることもあります。親しい友人が手伝ってくれたり、遺族が参列者とゆっくり話したり。そんな自然な形もいいのだと思います。

一般葬の場合は、もう少し役割分担が明確になります。誰が受付を担当するか、誰が僧侶の対応をするか、誰が参列者の案内をするか——事前に決めておくと、当日がスムーズです。

【まとめ・アドバイス】

熊本市でのある一般葬で、遺族の方々が「誰が何をすればいいか分からない」と戸惑っておられました。でも、「できる人ができることを」と自然に役割が決まっていきました。受付が得意な人、人と話すのが得意な人、裏方が向いている人。それぞれが自分にできることをする——それでうまく回っていくのだと感じました。遺族だからといって、すべてを完璧にする必要はありません。

遺族の役割:要点まとめ

  • 喪主を支えながら、それぞれができることを担う
  • 通夜式では故人との関係の近さで座席・焼香の順番が決まる
  • 受付・配膳・参列者対応など、できる範囲で分担する
  • 家族葬では役割の境界があいまいでも自然な形もある
  • 「できる人ができることを」という柔軟な姿勢で

②-3. 家族葬ならではの配慮点

家族葬は、身内だけで静かに故人を送る形です。でも、だからこそ気をつけたいこともあります。

まず、参列者の範囲です。誰を呼んで、誰を呼ばないか——これは事前にしっかり決めておく必要があります。曖昧にしておくと、当日「来てよかったのだろうか」「なぜ呼ばれなかったのか」という混乱が生まれます。

合志市や熊本市での家族葬では、「家族と親族のみ」という形が多いです。でも、故人が特に親しくしていた友人を数名含めることもあります。大切なのは、「この範囲で」と明確に決めることです。

次に、参列を遠慮いただく方への配慮です。訃報は伝えるけれど、葬儀は家族のみで——そう伝える場合、相手が気を遣わないような言い方を心がけます。「故人の遺志により」「家族のみで静かに送ります」といった表現が自然です。

通夜の進行も、家族葬ならではのゆったりしたペースになることがあります。決まった時間に追われることなく、故人とじっくり向き合う時間を持てる——それが家族葬の良さでもあります。

また、家族葬では、通夜振る舞いを省略することもあります。参列者が少ないので、簡単なお茶とお菓子だけ、ということも珍しくありません。菊陽町の式場では、そういった柔軟な対応をされるご家族も増えています。

【まとめ・アドバイス】

熊本市でのある家族葬で、ご遺族が「本当にこれでよかったのか、寂しすぎないか」と不安そうにされていました。でも通夜が終わった後、「家族だけでゆっくり父と向き合えて、本当によかった」と穏やかな表情でおっしゃいました。家族葬は、規模は小さくても、気持ちは大きい。大切なのは人数ではなく、故人を思う心なのだと、改めて感じました。

家族葬の配慮点:要点まとめ

  • 参列者の範囲を事前に明確に決めておく
  • 参列を遠慮いただく方へは丁寧な言葉で伝える
  • ゆったりしたペースで故人と向き合える時間を大切に
  • 通夜振る舞いを簡素化・省略することも可能
  • 規模より、故人を思う心の大きさを大切に

もしよければ、こちらも参考になります:「家族葬の流れと準備」

③ 通夜で迷いやすい場面と対応

③-1. 弔問客への対応の仕方

通夜では、予想していなかった方が弔問に見えることもあります。

基本的には、来てくださった方には感謝の気持ちを伝えます。「お忙しい中ありがとうございます」「わざわざお越しいただき恐縮です」——そんな言葉で十分です。

家族葬で、参列を遠慮いただくようお伝えしていたのに来られた場合——これは難しい状況ですが、お断りするのではなく、お迎えする方が多いです。わざわざ足を運んでくださった気持ちを考えると、そうするしかないように思います。

逆に、一般葬で多くの弔問客が見える場合、すべての方と長く話すのは難しいです。受付で記帳していただき、通夜式に参列していただく——それだけでも、十分に気持ちは伝わります。

弔問客から「何かお手伝いできることは」と申し出があることもあります。その場合、遠慮せずにお願いしてもいいのです。受付を手伝っていただいたり、駐車場の案内をお願いしたり。助けを受け入れることも、時には大切です。

熊本市内での葬儀では、地域のつながりが強く、近所の方が自然と手伝ってくださることもあります。そんな温かさに支えられることも、少なくありません。

【まとめ・アドバイス】

合志市でのある家族葬で、喪主の方が「家族だけでとお伝えしていたのに、父の友人が来てしまって」と困惑されていました。でも、その友人は「どうしても最後にお別れがしたくて」と涙を流しておられました。結局お迎えすることにして、その方も通夜に参列されました。後から喪主の方が「来ていただいてよかった。父も喜んでいると思います」と。形より気持ち——そのことを教えてくれた出来事でした。

弔問客への対応:要点まとめ

  • 来てくださった方には感謝の気持ちを伝える
  • 家族葬で予定外の方が来られても、お迎えする選択肢もある
  • 一般葬では全員と長く話せなくても、参列いただくことが感謝の形
  • 「手伝いたい」という申し出は遠慮せず受け入れてもいい
  • 地域のつながりや温かさに支えられることもある

③-2. 予期せぬ出来事への対処

通夜では、思いがけないことが起こることもあります。

たとえば、僧侶の到着が遅れる。弔問客が予想以上に多くて席が足りない。急に体調を崩す遺族が出る。喪主が挨拶で言葉に詰まる——。

そんなとき、慌てずに葬儀社の担当者に相談することが一番です。葬儀のプロは、様々な状況に対応してきた経験があります。

僧侶が遅れるなら、開始時間を少しずらす。席が足りないなら、立ち見をお願いするか、椅子を追加する。体調を崩した方がいれば、別室で休んでいただく。喪主が言葉に詰まったら、「ありがとうございます」と一言だけでも気持ちは伝わる——。

一つひとつの問題には、必ず対処法があります。

菊陽町でのある通夜で、停電が起きたことがありました。でも、葬儀社の方がすぐに懐中電灯を用意して、ろうそくの灯りだけで通夜式を続けました。むしろ、その静かな灯りが、故人を偲ぶのにふさわしい雰囲気を作り出していました。

予期せぬことが起きても、それで葬儀が台無しになるわけではありません。大切なのは、故人を思う気持ち。形が少しくらい崩れても、その心は変わらないのです。

【まとめ・アドバイス】

熊本市でのある一般葬で、喪主の方が挨拶の途中で涙が止まらなくなってしまいました。でも、参列者の皆さんは静かに待っていてくださいました。しばらくして、喪主の方は「すみません」とだけ言って、深く頭を下げられました。その姿に、参列者も涙していました。完璧な進行より、真摯な気持ち——それが伝われば、予期せぬことも、むしろ心に残る瞬間になるのかもしれません。

予期せぬ出来事への対処:要点まとめ

  • 慌てずに葬儀社の担当者に相談するのが第一
  • 一つひとつの問題には必ず対処法がある
  • 形が崩れても、故人を思う気持ちは変わらない
  • 予期せぬことが、むしろ心に残る瞬間になることもある
  • 完璧を目指さず、その場その場で柔軟に対応する

③-3. 通夜明けから葬儀までの過ごし方

通夜が終わると、遺族は故人のそばで夜を過ごします。これを「通夜明かし」と言います。

昔は、夜通し起きて故人を見守るのが習わしでした。今は、交代で仮眠を取りながら、誰かが常にそばにいるという形が多いです。合志市や熊本市の式場では、遺族が休める部屋が用意されていることもあります。

通夜明けの朝、遺族は故人の身支度を整えます。髪を整えたり、お化粧をしたり、きれいな衣装に着替えさせたり。最後の身だしなみを整える、大切な時間です。

午前中には、翌日の葬儀・告別式の最終確認をします。弔辞を誰にお願いするか、出棺の際の役割分担、火葬場への移動の段取りなど。葬儀社の担当者と一緒に、一つひとつ確認していきます。

午後になると、葬儀・告別式の準備が始まります。供花の配置を確認したり、受付の準備を整えたり。遺族も、正装に着替えて、心の準備を整えます。

この時間、遺族は疲れ切っていることも多いです。でも、故人との最後の時間でもあります。菊陽町でのある葬儀で、遺族の方が「疲れているけれど、これが最後だと思うと、そばを離れたくない」とおっしゃっていました。

無理をせず、でも後悔のないように——その バランスを、それぞれが見つけていくのだと思います。

【まとめ・アドバイス】

熊本市でのある家族葬で、通夜明けの朝、娘さんがお母様の髪を整えておられました。「いつも髪を整えるのが好きだった母に、最後にしてあげられることがあってよかった」と。通夜から葬儀までの時間は、確かに慌ただしい。でも、故人との最後の触れ合いの時間でもある。疲れていても、その時間を大切にしてほしい——そう思いました。

通夜明けから葬儀まで:要点まとめ

  • 通夜明かしは交代で仮眠を取りながら故人のそばにいる
  • 朝には故人の身支度を整える大切な時間
  • 午前中に葬儀・告別式の最終確認を行う
  • 午後から葬儀の準備、遺族も正装に着替える
  • 疲れているけれど、故人との最後の時間を大切に

もしよければ、こちらも参考になります:「葬儀・告別式の流れと準備」

⑤ 最後に…なぜ、このようなことをするのか?

通夜の流れや役割について、ここまでお伝えしてきました。

でも、本当に大切なのは、流れを覚えることでも、完璧に役割を果たすことでもないのかもしれません。

通夜は、故人との最後の夜を過ごす時間。

その時間を、どう過ごすか——正解なんて、ないのだと思います。

自分の話を少しだけさせてください。

葬儀の仕事を始めたばかりの頃、私は「完璧な進行」にこだわっていました。時間通りに、滞りなく、失礼のないように——そればかり気にしていました。

でも、あるとき、ご遺族から言われたんです。

「完璧じゃなくてもいいんです。大切なのは、父を思う気持ちですから」

その言葉が、今でも心に残っています。

通夜で何をすればいいか分からない——その不安は、誰もが抱くものです。でも、分からないからといって、故人を思う気持ちが足りないわけではありません。

むしろ、大切に思うからこそ、不安になるのではないでしょうか。

だから、もし今あなたが通夜を控えて不安を感じているなら。

「完璧にできなくても、故人はきっと分かってくれる」——そう思ってほしいのです。

葬儀社の担当者も、親族も、きっとあなたを支えてくれます。一人で抱え込まずに、周りに頼ってください。

そして、通夜の夜は、故人との最後の時間を、大切に過ごしてください。

形より、気持ち。完璧より、真摯さ。

それが伝われば、きっと故人も、参列者も、分かってくれるはずです。

⑥ Q&A

Q1. 通夜に参列できない場合、どうすればいいですか?

通夜に参列できない場合、いくつかの選択肢があります。翌日の葬儀・告別式に参列する、後日改めて弔問する、弔電や供花を送る——どれも、故人を偲ぶ気持ちの表し方です。ご遺族に事情を伝えて、「お参りさせていただきたいのですが」と相談されるのもいいでしょう。大切なのは、形ではなく、故人を思う気持ちです。

Q2. 通夜と葬儀、両方出るべきでしょうか?

これは、故人との関係性によると考える方が多いです。親族や特に親しい方は、両方参列されることが多いです。一般の弔問客は、通夜か葬儀のどちらか一方という場合も珍しくありません。熊本では、お勤めの方は通夜に、日中に時間が取れる方は葬儀に、というパターンが多いようです。ご自身の都合と故人との関係を考えて、判断されるとよいでしょう。

Q3. 通夜に子どもを連れて行ってもいいですか?

故人の孫やひ孫など、親族の子どもであれば、もちろん参列してかまいません。小さなお子さんの場合、泣いたり騒いだりすることもありますが、それも含めて受け入れられることが多いです。ただ、一般葬で長時間じっとしているのが難しい年齢のお子さんの場合、途中で退席できるよう後方の席にいたり、家族が交代で外に出たりという配慮をされる方もいます。

Q4. 香典はいつ渡せばいいですか?

通夜の受付で渡すのが一般的です。「この度はご愁傷様でございます」と一言添えて、お渡しします。受付がない場合や、家族葬で受付を設けていない場合は、ご遺族に直接お渡しすることもあります。ただ、「香典は辞退します」と言われている場合は、無理に渡さない方がよいでしょう。その気持ちを尊重することも、大切な配慮です。

Q5. 通夜振る舞いは参加すべきですか?

通夜振る舞いへの参加は、基本的には任意です。「少しでも召し上がってください」と勧められたら、短時間でも席につくのが礼儀という考え方もあります。故人を偲びながら、少しだけでもお酒や食事をいただく——それが供養になるという意味もあります。ただ、急いで帰らなければいけない事情があれば、丁寧にお断りしても失礼にはなりません。

Q6. 喪主を誰がするか、どう決めればいいですか?

一般的には、故人の配偶者、いなければ長男・長女という順で考えることが多いです。ただ、ご高齢だったり、体調が優れなかったりする場合は、次の世代が務めることもあります。大切なのは、家族で話し合って決めることです。「この人が適任だ」と家族が納得できる人が務めるのが、一番いいのだと思います。合志市や菊陽町の家族葬では、兄弟姉妹で共同で喪主を務めるケースもあります。

⑦ 執筆者

畑尾一心(はたお かずみ) / ハタオ葬儀社

熊本市、合志市、菊陽町で、家族葬をはじめとした葬儀をお手伝いしています。

通夜の夜、不安そうな表情で「何をすればいいか分からない」と言われるご遺族に、何度も出会ってきました。

でも、通夜が終わった後、「なんとか務められました」と少しほっとした表情を見せてくださる姿に、いつも胸を打たれます。

完璧な通夜なんて、ないのだと思います。

大切なのは、故人を思う気持ち。それさえあれば、形は後からついてくる——そう信じて、ご遺族に寄り添っています。

葬儀は、故人を送る儀式であると同時に、遺された方々が前を向くための時間でもあります。

その時間が、少しでも温かいものになるように。どんな小さなことでも、いつでもご相談ください。

通夜について考えるとき、もしよければこちらの記事も参考になるかもしれません:

1. 家族葬の流れと準備

~家族葬全体の流れを知りたい方へ~

2. 葬儀・告別式のマナーと流れ

~通夜の翌日の葬儀について~

3. 訃報連絡の範囲とタイミング

~通夜前の連絡について迷っている方へ~

4. 喪主の役割と挨拶文例

~喪主を務める方への具体的なガイド~

5. 通夜振る舞いのマナーと準備

~通夜振る舞いについてもっと知りたい方へ~

⑦ 執筆者・監修者紹介

執筆者:畑尾一心

役職: ハタオ葬儀社 3代目 代表取締役社長
熊本市(中央区・南区・東区・北区・西区・熊本駅周辺)および合志市・菊陽町その近郊で、葬儀・家族葬の事前相談と実務支援に携わる。地域の宗派・慣習に即したやさしい説明実務の正確さを大切にし、初めてのご遺族でも迷わず安心して葬儀・家族葬のお手伝いに取り組んでいる。

経歴:
1972年、熊本で昭和30年創業より続く葬儀店に生まれる。
葬祭業に従事して30年以上。年間約400件を超える葬儀やご相談に携わり、地域密着型で信頼と実績
現在、NPO法人全国葬送支援協議会熊本中央本部代表としても活動中。
厚生労働省認定葬祭ディレクター技能審査 1級葬祭ディレクターとして専門性を持ち、日々の活動の中で葬儀業界に貢献できること目指しています。
一般社団法人 終活協議会の終活セミナー講師や、終活カウンセラー協会の終活カウンセラーとしても活動しており、地域に密着したサービスを提供しています。

想い:
創業者である祖父の想いを引き継ぎ、日本独自の葬送文化の意味を現代に伝え、後悔のないお葬式を大切にし、葬儀業務に取り組んでいます。
「心を込めた葬儀サービス」を提供し、皆様の大切なお見送りをサポートします。

趣味:
散歩が趣味で、近所だけでなく知らない街を歩くことで、地域の人々とのコミュニケーションを楽しんでいます。

監修者:畑尾義興

役職: ハタオ葬儀社 会長

経歴:
昭和30年、熊本で先代畑尾義人により創業されたハタオ葬儀社を引き継ぎ、約40年間経営を行ってきました。
創業者の思い「誰もが誇りと思えるお葬式」を基に経営を引き継ぎ、葬儀業一筋で地元の感謝の気持ちを込めて活動してきました。
自身の葬儀体験から家族の思いが伝わる葬儀を心掛け、心と費用の負担を軽減するお手伝いを大切にしています。

理念:
地域密着型で、皆様にとって温かく、心のこもった葬儀を提供することが、私たちの使命です。
ご遺族様の思いを最優先に、感謝の気持ちを込めた葬儀をお手伝いし、後悔のないお見送りをサポートします。

趣味:
趣味は釣りと囲碁で、熊本の自然や友人との時間を大切にしています。

ハタオ葬儀社は、創業から70年にわたり地域に根差したサービスを提供してきました。私たちの専門家が執筆し、監修したこの内容は、温かい心で故人をお見送りするための指針です。葬儀に関する不安を感じている方々に、しっかりとしたサポートと信頼できる情報を提供いたします。

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